どうも、ざきです。
悲しいことにHKTの記事か、IZ*ONEの記事かといえば、後者の方が伸びやすいですね。
利用者が少ないのでしょうか、注目度のおかげでしょうか。
今回はどちらも横断したものになります。
僕は最近、IZ*ONEで見せる咲良の姿が今までに見たものの中でも、自然なものだと思っています。
そして、IZ*ONEがHKTにいるときよりも、そんな雰囲気を見せているような気がするんです。
理由は3つあります。
まず、1つ目としてHKT、AKBと咲良の距離感です。
僕が咲良を推し始めたのは大体5年前ですが、そのころはまだ咲良はHKTのフロントであったり、総選挙でもランクインしてはいましたが、人気メンバーではありませんでした。
しかし、2014年から運営から推され始め、大幅に売れだします。
その指標としては
14年には総選挙で11位、『希望的リフレイン』で初のAKBでのまゆゆとのダブルセンター、『ニャーKB』でのユニット参加
15年には『マジすか4』でぱるるとのダブル主演、総選挙で7位
16年にはAKBの10周年を記念したシングルの『君はメロディー』であっちゃん、優子さんを横に単独センター、総選挙で6位、『キャバすか学園』で主演、紅白選抜で5位
17年には『豆腐プロレス』で主演、総選挙で4位
などがあります。
他にも雑誌という点では、グラビア、インタビューのみを含めて、100を優に超えます(今度ちゃんと数えてみようと思います)。
グラビアで出まくっていた時には毎週どれかの雑誌で起用されていた感覚もありました(総数ではさや姉にも引けを取らない感じはします)。
見て分かるように、HKTでの活動というより、AKBでの活動が多くなり、自宅も東京に構え、劇場公演にも出れなくなっていきます。
このころは「HKTの宮脇咲良」じゃなくて、「AKBの宮脇咲良」だと揶揄されていたほどです。
この時期に咲良が言っていたことは、今と変わらず、「さっしーの役割を一つでも代わってあげられるメンバーになる」「自分がHKTの入り口になれるになる」「自分が東京で頑張ることでHKTにもいい影響をもたらせられるようになる」でした。
このために、HKTと咲良の間には多少の溝が生まれていたと考えてもおかしくありません。
毎日公演に出続けているメンバーには、「自分の方が公演でコツコツやっているのになんでシングルやライブの時だけ関わって、、、」と考えた子がいたかもしれません。
だからこそ、咲良はその溝を埋めようと、HKT愛を時には前に出すんだと思います。
しかし、HKTとの距離が離れたからといっても、AKBとの距離が近づいたわけではありません。
なぜなら、AKBや他のグループからしたら、「運営」の推しメンなわけですから、決して好印象で迎えられるとは限りません。
多分、IZ*ONEのファンの方でもみたことがあるとは思う、『Momm!!』でスポーツをやらされている映像や、『めちゃイケ』のドッキリの映像を見ると、なじんでいない感が半端ないです(先輩がたくさんいたからだとは思う)。
またマジすか4のメイキング映像なんかを見ても、見て取れると思います。
僕は過激派(笑)だったので、AKBにいるときの咲良はなんだか猫をかぶっているようで苦手でした。
バラエティーはまだしも、音楽番組は見る気になれなかったです(笑)
それで、やっとこさ『キャバすか』や『豆腐プロレス』辺りで、AKBも世代交代したせいか、なぁちゃん、朱里、みーおんなどの同世代と打ち解けられるようになりました。
でもその時期には兼任も解除され、大きくかかわることも減っていったのでAKBもホームにはなりませんでした。
で、ここで来るのが18年のPRODUCE48です。
この番組を通して、辛いことを経験し、ともに寮生活をし、日韓という壁を乗り越え、IZ*ONEとしてデビューに至った。
まだ、所詮は半年くらいの関係です。
HKTとして7年間共に活動してきた1期生や後輩とは、年数といった面でも、経験してきた辛いこと、楽しかったことの面でも、断然差があるということは火を見るよりも明らかです。
しかし、咲良としても、いくらかこの半年の濃密さや達成感は今までになかったものだったんじゃないでしょうか。
僕にはそう見えるのです。
これが理由の一つです。
何と言いますか、「HKT=故郷」、「AKB=職場」、「IZ*ONE=ホーム」といった感じかなって思っています。
故郷に帰ると、いろんなことが変わっていたり、どう接したらいいか分からなくなって、ちょっとよそよそしくしてしまう、でも安心するし、どんなことよりも楽しい、って感じです。
次に、2つ目の理由として、韓国人の国民性、K‐POPの文化になじみやすかったからがあると思います。
咲良は、握手が上手かったり、SNSの使い方が上手かったりして、「宮脇プロ」と言われていました。
自己プロデュースで他とは一線を画していた部分があります。
自分がアイドルとしてどうしたら売れるのか、という上昇志向は元々強い人でした。
よく言われるエピソードに、咲良はHKTに入るなら最初のセンターになれなきゃ辞めさせると親に言われていたとか、センターにはなれなかったから役職は貰おうとキャプテンになろうとしていたとか、ホントに初期のものがあったりします。
でも、日本人の国民性ではやはり「謙虚さ」は重要視されます。
自己主張が強いだけでは、嫌われる場合があります。
基本的に咲良はいい塩梅で調節してきているんだと思います。
しかし、「謙虚さ」はやはり日本特有の文化で、海外に目を向けると、自己主張は当たり前です。
韓国もそうで、多分咲良もここで勝つにはどれだけアピールするかだなと気づいたんでしょう、PRODUCE48でもほぼ毎回センターに立候補していましたよね。
僕的にはここまで自己主張して大丈夫か?と思っていましたけども。
今までだと、センターじゃなくても自分の立ち位置で輝ければいいと言っていたほどですし。
元々自己プロデュースに長け、上昇志向が強い咲良にとっては、K-POPという現場は水を得た魚状態になりえる所なのかもしれません。
だからこそ他のIZ*ONEメンバーと波長が合うのかもしれません。
最後に、IZ*ONEには先輩後輩がないからです。
HKTでは1期生ですからほぼ後輩しかいないし、さっしー、愛ちゃんという逆らえない先輩もいる(た)。
AKBでは外様のド後輩で、さっしーよりも上の先輩方がいた。加えてみんな特に仲良くはない。
でも、IZ*ONEは年齢での年功序列はあれど、韓国人メンバーとは一様に等しい立場。
加えて1期生とIZ*ONEを比べても、1期生でも咲良は年下の方で、IZ*ONEでは上から2番目。
年下として可愛がれるっていうのは、1期生では圧倒的に碧唯の役目でしたし、咲良はそれこそ上昇志向、ストイックの塊なので、同様に可愛がられる雰囲気じゃなかったのかもしれません。
でも、IZ*ONEではお姉さんで、それも7年も芸能活動してる、異国の人となると、見方は自ずと異なってくると思います。
そのメンバーから感じる雰囲気は咲良にとって、感じてきたものとは違う居心地のいい場所なのではないでしょうか。
最近の咲良を見ていると、(僕が見てきて思っている)素を出せているなと感じがします。
それはHKTにいるときにあるアホらしさやしょうもなさです。
てっきりまた猫をかぶるのかと踏んでいましたが、それを引き出したのはIZ*ONEとそれをとりまく雰囲気だと思っています。
ですが、残念ながら僕の中ではまだHKTにいた時の方が好きです(1期生がいるからというのが大きい)。
「ホーム」になり得たIZ*ONEで、どんな動きを見せてくれるのか、期待は尽きないですね。
以上。