どうも、ざきです。
今回は前回少し触れた夢についてです。
みなさん、自分の推しの夢って知っていますか？
卒業後に何になりたいかという事です。
よく聞かれるのは女優、歌手でしょうか。
多分、そういえば何になりたいか分からないメンバーって多いと思うんです。
というのもメンバーの多くがアイドルが夢の終着点になっているからだと思います。
それってどうなんでしょうか。
アイドルとして努力するそのベクトルが何か自分の夢をもっている人と与えられたものをこなしていく人だと違うと思います。
ここでアイドル好きでHKTに入った架空のメンバーがいるとします。
まず、最初の目標は先輩が沢山いる中で選抜に選ばれる事です。
その為に何をしようか。
握手会で完売を出そう、ラビリンスで上位になってグラビアとかラジオに出よう、与えられている事を有効に活用しよう。
こんな風に考えます。
握手会もラビリンスも自分だけじゃできない。ファンの力が必要だ。
じゃあ、公演で高いパフォーマンスをして目を惹くメンバーになろう、握手会で良い対応をして沢山来てもらえるメンバーになろう、SNSをもっと活用して少しでもファンの目に入る様にしよう。
ファンを増やそうと、人気を集めようと、こんな事を考えます。
そしてセレクションで一喜一憂し、また何すべきかを考えます。
基本的にはここまではメンバーなら同じでしょう。アイドルの枠の中で努力しています。
でも、この子はアイドルになりたくて入ったので、活動を長く続け、卒業を考えるようになったとき、自分が何をしたくてアイドルになったのか漠然としていた事に気がつきます。
自分の夢は何かを自問自答します。
自分がアイドルをしていて楽しかった事はなんだろうか。
公演に出てステージで踊る事だろうか。
グラビアだろうか。
バラエティに出ることだろうか。
同時にこのまま卒業した場合を考えます。
もう自分は社会人でアイドルをやっていたから大学にも行っていない。
人気もアイドルとしてはトップレベルではない。
事務所にも所属していない。
ただの無職になるんじゃないか。
ここまで来ると絶望です。自分が何の為にアイドルをやって来たのか自分の今までの活動を後悔してしまいます。
あの壁にぶつかった時にやめておけば大学に行けたな。
アイドルって人生を大きくみた時に無駄な時間だっんじゃないか。
そして最終結論を出します。
いや、まだ卒業はしない。
やりたい事が見つかるまで、卒業後が安心できるまでアイドルで居よう。
無職よりアイドルとして収入がある方がマシだろう。
また、アイドルとして日々の活動に意識が向く、、、卒業を考える、、、アイドル活動をする、、、。
この子は少し考えが極端ですが多分アイドルにとってあり得ない話ではないと思います。
実際、夢が○○だからこういう仕事がしたいって言えているメンバーは少ない事が理由の１つだと思います。
どうでしょう。
今現在、夢の通過点としてアイドルとして活動しているメンバー、そしてその夢と直結する努力をしているメンバーはどれだけいるでしょうか。
芸能界に残ろうとするメンバーもいると思います。
でも今までのAKBグループの先輩方を見ても、活躍してると言い切れる人はほんの片手程なんじゃないでしょうか。生き残るのはほぼ無理です。
僕は今のメンバーのアイドル活動を否定している訳じゃありません。
アイドルをやってくうちに夢を見つけるメンバーもいるでしょう。その為にチャンスを利用するのも分かります。
でも、アイドル活動している期間が自分の夢にとって不必要な時間かもしれないことを忘れないでほしいんです。
そして、夢を持たずにアイドルをやっているメンバーは無計画すぎて自分の可能性を狭めてしまってしまっていることに気がついてほしいです。
大した問題ではないですが、視点を変えてファン目線でいうと、夢がはっきりしているメンバーなら対推しへのアドバイスも変わってきます。参加するイベントも取捨選択ができ、効率が良くなります。応援の仕方も変わります。
対して、はっきりしていないメンバーは目の前にある事全てをチャンスだと思うのでファンの負担は増えるばかりです。本当にそのメンバーに必要な時間と金を落としているのか懐疑的になるファンもいます。
僕がこう書いたのも最近卒業したメンバーが自分の夢の為に卒業という選択肢を選んだからです。
アイドルはアイドルという皮を被った無職の受け皿ではありません。
その後に繋げないと意味はないと思います。
誰もがアイドルとしてトップになり、芸能界に残れるような世界じゃありません。
なら、自分のやりたい事へのスキルをアイドルを通して身につけたなら円満にすぐに卒業をするべきです。
アイドルは他にはない素晴らしい職業です。
だからこそ、普通の人が取る路線にはすぐには戻れません。
一般社会に放り出されたら他は大学に行って、会社に入って、結婚するなり、定年まで続けるなり、長いビジョンで人生を捉えているのに、自分は立場がない、学歴もない、新卒でもない、職がない状況に陥ります。
夢があるならその最短距離を行こうとするべきです。
夢があるのにアイドルになって、その夢にはアイドルという職業が邪魔をしているというのは矛盾だと思います。
だから、よく聞く学業に専念するからっていう卒業理由は真っ当で、早く決断したメンバーは優秀だと思います。
若い頃にしか味わえないアイドル人生を全力で楽しむべきです。そうしてもらわないとファンとしても困ります。でも先を見ない理由にはなりません。
夢に向かって踏み出した同期が沢山出てきている中、もう一度アイドルをやっていて何を目指すべきなのか、自分の夢はなんなのか、アイドル人生の先にはなにがあるのかを捉え直す時期に入っているメンバーも多いんじゃないでしょうか。
以上。
