雨が降ると、大好きな散歩ができないので、慌てて家を飛び出した。
十五夜と中秋の名月は別物だけども、今日はギリギリ月が見えて良かった。
昔、夏休みの最後の方。
ヒロと二人で屋根で寝とったんよ。
深夜になってヒロが眠ってしまってから、ぼーっと月夜を眺めながら雲が流れて行くのと共に時間の流れを感じよったら、信じられないくらいの大きな鳥が頭上を飛んで行ったんよ。
信じられんぐらい!
嘘つきと思われるかもしれんけど、絨毯(じゅうたん)くらいの大きさやったんよ!
しかも二羽!
羽ばたきも殆ど無く、すぅーーっと流れるように飛んで行った。
俺、人生で一番目が大きかった日かもしれん。
今のプリクラの技術を使ったかのように。
いや、俺の目がどうこうはいいんやけど。
クソデカイ鳥やったもんやけん、急いでヒロを起こして伝えたんやけど、もう姿は見えんくてね。
そのあと、気になって調べまくったけど、どうも形と大きさが一致せんやったのよ。
タンチョウやったんかなぁとか思うけど、それにしては大きすぎて。
結局は、鳳凰って事にして寝ました。
鳳凰って(笑)
そんな事を思い出した満月に限りなく近い、明るい夜でした。
