スティーブ・ジョブズが休職するという報道を受けて
アップルの株価が急落しました。
時価総額が世界で2位の会社の株価が一人の経営者の健康不安で
下落するというのは凄いことです。
スティーブ・ジョブズの凄さはよく知られるところなので
当然と思われるかもしれませんが
やはりたいへんなことです。
経営が特定の経営者に大きく依存している場合
上場企業の有価証券報告書には
その事実をリスク要因として記載することが要求されます。
たとえばユニクロ(株式会社ファーストリテイリング)の有価証券報告書【事業のリスク】には
「経営人材のリスク」として、柳井代表取締役会長兼社長をはじめとするグループ経営陣が
業務執行できなくなった場合、業績に悪影響を及ぼす可能性がある と記載されています。(P17)
代表者の個人的能力に依存する経営はリスクが大きいので
株式公開準備では
組織的経営への移行を進めますが
ベンチャー、中小企業の場合
突出した経営能力を持つ人物が存在するのであれば
官僚的な順序を踏むより
果断でスピードのある意思決定の方が経営に資するものです。
実際の株式公開支援では、この点でもどかしく感じることがあります。
もっとも本当に突出した経営能力の持ち主はまれで
多くは権限委譲を進め、組織的経営体制を整備する方が
企業として長い寿命を保つものです。
ジョブズの極端な性格を知るには「神の交渉力」がおすすめです。(読み物としても面白い)
- スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)/竹内 一正
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私はジョブズのスタンフォード大学での有名な演説を
独立事業者として不安を感じたとき
折にふれて読み返しています。
ある意味、私の人生に影響を与えた言葉です。
「君たち、人生の時間は限られている。
他人の人生を生きてこの限られた時間を無駄にしてはいけない。
世間の常識などという罠にはまってはならないよ。
他人の意見という雑音に、自分自身の内なる声をかき消されないようにすることが重要だ。
そしてもっとも重要なことは、自分自身の心と直感に従う勇気を持つことだ。
心と直感は本当になりたい自分を知っている。それ以外のものなんて二の次だ。」
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