今さら時計の針は巻き戻せないことを承知の上で言えば
日本型経営を否定し
成果主義、執行役員制度、内部統制等の
グローバル経営積極的導入と日本企業の弱体化は歩調を一にします。
こればかりが主因ではないにしても
弱体化に拍車をかけたことは事実でしょう。
私もかつて籍を置いた企業で
執行役員制度の導入
成果主義型給与体系への切り替えに立ち会いましたが
それでどうなったかといえば
売上は最高時から半減し
業界上位から下位に転落
何の特長もなく会社としての存在事由を失いました。
実施された執行役員制度の意味はいまだにわかりません。
だいたい取締役執行役員とは何なのか
会社も本人も説明できないと思います。
日本の特質は
オリジナルに精緻な加工を加えて
オリジナル以上のものにすることなのに
こと経営に関しては
グローバル経営の手法をそのまま容れて
結局、弊害ばかりが露になりました。
グローバル化の進展の中で
唯一ローカルルールで存在することは不可能だったにしても
得意の折衷型導入の方法はあったはずです。
日本特殊論には与しませんが
導入、容れ方には方法があった。
単純なグローバル経営礼賛が
結局、日本企業を傷(いた)めたのだと思います。
グローバル経営導入に関し
先進的であったソニーの凋落が象徴的であり
普通の企業になったことが皮肉に思えてなりません。
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