国際会計基準IFRS完全ガイド―経営・業務・システムはこう変わる!! (日経BPムック)
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IFRS(国際会計基準)が2015年にも上場企業の連結決算に
強制適用される見通しです。
私もまだ基礎知識の吸収というレベルですが
その影響は相当大きいと言わざるを得ません。
株式公開を考える企業は
やはりその概要を調べ
自社への影響を分析する必要があります。
場合によっては
経営を変える可能性があります。
現在の「貸借対照表」が「財政状態計算書」となり
「損益計算書」が「包括利益計算書」となって
利益の概念が
「収益―費用=利益」から
「期末純資産-期首純資産=包括利益」となります。
また金融商品等の時価評価や
包括利益の重視から
B/S重視の経営が加速しそうです。
またのれん台の償却がなくなることから
M&Aが活発化することも考えられます。
もっとも一方で時価評価が厳正になるので
減損のリスクを嫌って慎重になるかもしれません。
この辺は実際に導入されてみないとわかりませんが
話題となりそうなのは
有給休暇の負債計上で
これが契機となって日本の有給消化率が改善するかもしれません。
(もっとも上場企業だけでしょうが)
政策、制度変更の影響というのは予想以上に大きいものです。
制度変更によって
サラ金が壊滅状態となったように
場合によっては企業存続の根幹に影響を与えます。
IFRSによって
おかしくなる業界はないでしょうが
株式公開を考えるベンチャーや中小企業は
今から対応を検討し
制度変更を有利に導きたいものです。