こんなに低迷している新興市場、IPOの状況にあっても
真剣に株式上場を考えている企業は存在します。
むしろこういう状況だからこそ
考えている企業はより本気度が高いのかもしれません。
その実数においては、こういう状況にも関わらず以前と大差がないという見方もあります。
現状、確かに損得のメリットだけで考えたら
株式上場は割に合わないのかもしれません。
最近、続けて書いたように
上場準備、申請、そして維持の費用はけして安くありません。
そして内部統制対応に係る間接コストの増加もあります。
コストだけで考えたら
株式を上場しても、調達可能な資金にも上限があり
株式上場の積極的な意味は見出しにくいでしょう。
それみたことかと目先の費用対効果だけで
上場は馬鹿げていると言う人もいます。
しかし株式上場を志向する経営者は目先の損得だけで
経営を考える人でしょうか?
私は違う気がします。
損得だけで株式上場を考えるのは
ネットバブルなどの際に
金がすべてとのたまった程度の低い経営者だけです。
そして今なお損得だけで是非を云々するのは
所詮、使用人の域を出ない人です。
仮にも起業し
永く続く企業となることを夢見た経営者は
そのプロセスとして株式上場を考えたはずです。
それはある意味
登山家が「そこに山があるから」登ると答えるのに近い。
損得で登山を考えるような人間は最初から
登山など考えもしないし
また語る資格もありません。
経営にロマンを見出す人こそが
株式上場を真剣に考えるのでしょう。
