■06/29
□劇団私事。第10回公演「雨を聴いて眠る」
なんだか不思議な雰囲気。ファンタジー、というわけでもないし、ホラー、でもない。なかなか演劇で表現するには難しそうな内容でしたけど、セリフや動作などが非常にクリアで丁寧に作られてるな、という印象を受けました。
(以下、ちょっと内容に突っ込みますけど、公演は終わっているし大丈夫ですよね)
原作が雨月物語の「菊花の約」とのことで、全く知らない話でしたけどWebで探したら簡単に見つかったので、事前にあらすじを把握していきました。
今回は原作そのままではなく、現代版にアレンジということで、重要なファクターである「自殺」をどう扱うのかなと思っていました。
ただ本公演でも「死」を選んでいましたね。ただ、同じ「自殺」でも、原作と本公演の「死」の裏には「それしか方法がなかった」という点において、共感できるできないに大きな差があって、個人的にちょっと入り込めなかったのが残念。
この辺はもちろん劇団による演出なのでしょうけど、事前に原作を読んでいったのは今回は失敗だったかな~、と考えてしまいました。
(えんとつシアター 1800円)
■06/30
□朝からクラシック
2ヶ月に1回のペースで開催されている朝からのイベント。
この日は真夏を感じさせるくらい非常に暑かったですが、可児さんの中も迫力あるバリトンでアツかったですね。
素晴らしい歌声、そしてピアノでした。
また、早く着きすぎたので開演前に白山公演へ寄ったら、七夕まつりといことで風鈴がたくさん飾られていました。
通常の丸い風鈴だけでなく、生き物系だったり野菜だったりとバラエティに富んでいて面白かったです。
ただ音色は涼しげですが、やっぱり暑かった(汗)。
(ドクター可児さん 1000円 モーニング付)
□創作表現集団 D-Soul 不定期公演
「4 Angels」「普通の愛」の2本立て。2本あわせて2時間越え。なかなか見ごたえありました。
「4 Angels」
通常の(?)演劇とはちょっと違って、ストーリーの合間に出演者4名それぞれのボーカルやダンスが組み込まれていました。
そしてそれぞれのパフォーマンスが非常にレベルが高いんですね。
出演者はSHOW!の学生さん(卒業生も含む)とのことですが、みなさんの魅力が詰まった公演でした。
「普通の愛」
一人の男性と3人の女性が絡んだ愛憎(?)劇。皆さん演技もうまいしすごいな~、なんて思っていたら、途中からは完全に意表をつかれました。非常に凝った構成、つくりになっていて「えっ? どういうこと?」と、思いっきり引き込まれました。
ただ、私は正解はわかりませんでしたが、わからなくてもいいんですよね(笑)。ちょっと自信がありませんけど...
面白かったです。
(万代市民会館 1000円)