06/17 劇団第二黎明期「ラッキーパーソンは暗算が得意な人」 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

劇団第二黎明期さんの公演「ラッキーパーソンは暗算が得意な人」

作・演出:シダジュンさん

出演:本間智さん(劇団マジカルラボラトリー)
出演:江尻晴子さん(中央ヤマモダン)

 

■6/24に2回目を見てきました。全公演も終了しましたので、ちょっと追記です。

 


素直に見ていると、時系列が合わなかったり、雰囲気が突然変わったりしてつながらない場面が多々。あれって、回想シーンだったり、だんなの理想とするところの妄想というかそういうことでよいのかな?

冒頭シーンでいきなり「あれ? どうなってんの?」と思ってあせってしまった。

公演での進行は
洗濯物撒き散らし→朝のシーン→嫁帰宅後という順番だけど、

最初の洗濯物撒き散らしは回想シーンで、実際は、
朝→洗濯物撒き散らし→嫁帰宅後という順番なんですよね。


出演者の「?」はシダジュンさんだったんですね。怪しい雰囲気がありますね。でも、最後はシダジュンさんが「猫」でしたけど、それ以外の不可思議な場面もダンナの妄想というか「猫」の仕業ということなのかな。それとも、本当に「天使」とか「小悪魔」とか不思議な存在の力、、、なのでしょうか。


いきなり雰囲気が変わるのは演者さんも大変だと思いますが、よくあんな瞬間に切り替えるものです。
あれがなければ、ほんわかドラマだと思うんですが、あれによってコメディになっていますよね。


小道具のルービックキューブ、冒頭でダンナがかなりいじくりまわしていて、一旦舞台後方に置かれたときには結構バラバラになっているように見えたのですが、ラストシーンでは嫁があっさりそろえてしまうんですよね。
バラバラになっているように見えたのは気のせいかもしれないけど、いろいろダンナが深く考えすぎているのを嫁が気持ちよく解決してしまうという、、なんだか物語を象徴しているな、と。


ラストは決して珍しいトリック(?)ではありませんでしたが、決して後味は悪くないんですよね。まあ、本作はミステリーなわけではないですからトリックの内容が問題ではないでしょうし。基本的に私はハッピーエンドが好きなので、よかったです。


終演後「金肉新聞」のバックナンバー(第2号)をいただいてきました。
前回いただいた最新号(第3号)での内容で連載風の記事になっているのはそういう体裁での文章かと思っていたのですが、本当に連載だったのですね。
ちょっと驚きました。それにしても相変わらずばかばかしくも内容たっぷりですね。

 

(2回目はリピーター割 1000円)

 

2回目鑑賞後の追記ここまで。

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劇団第二黎明期さんの公演をみるのは初めてです。

 

ただ、去年のヤマモダンさんの連続12回公演「ヘイ・ジューニド」の中で、第二黎明期さんとのコラボ企画(鳥のフンサイレントバーン)があり、それは観たことがありました。


また江尻さんは中央ヤマモダンさんの公演だとあまり表にはでてこなくって脚本などでの参加や、コント本番だとちょい役でのご出演しかみたことがなかったのですが、今回は普通にご出演。そんなところから興味があって観てみることに。

開演20分くらい前に到着して受付整理番号をいただくと18番。
正直会場の西堀DOMOの様子を知らないのでどうなんだろう? なんて思っていると程なくして開場。


靴を脱いで2階の舞台へ。いい雰囲気の会場でそれなりの大きさ40~50席くらいでしょうか。

どうしようかと思いましたけど、一番上の席をキープし、開演を待ちました。

以下、本編の感想などなどですけど、公演はまだ残っていますし、あまりネタバレにならない範囲で感想を書いてしまおうと思いますが、
情報を入れたくない人もいると思いますので、その辺はご注意ください。


















・チラシなどでは出演者に本間さん江尻さんの後に「他!!」と意味ありげに付け加えられていましたけど、なるほどそういうことね、と。納得。

・セリフまわしが結構特徴的だな~、と。結構言葉遊び的というか普通の話言葉ではあんまり使わない言い回しとか単語とか。なんというかいかにも文章というか書き言葉(脚本)っぽいな~という印象。ただ、そういう遊びはこういった演劇ではいいアクセントになるんだろうな~、と。また、セリフに反応して観客席からは時折笑いも。ただ、私はその辺の笑う理由がよくわからない(汗)。過去作品とか有名作品のパロディだったのかな? なんて。

・本間さん(が演じるダンナ)の穏やかというか内向的な雰囲気と、江尻さん(が演じる嫁さん)の明るさの対比が非常に明確で面白いです。特に嫁さんが非常にかわいいというかキュート。

・携帯音とかいろいろな効果音的な音響もなかなか効果的だな~、と。道路が近いので外を走る車の音とかも時折もれ聞こえてくるのですが、そんなのもいいアクセントになっているような。

・もちろん、私では全部を理解できておらず頭の中で「???」が周っているような場面もありますけど、あとから考えるとこうなのかな? と思うことはありますが、終わった後のなんだかすっきりというかさわやか。ちょっとほっとした感じというか。

・終演後には、江尻さんによる「金肉新聞」なるファンペーパーの配布もありいただきました。こちらはヤマモダンさんのフリーペーパーと同様にバカバカしくも読み応えあります。純粋なファンサービスにこれだけのものをつくるのは相当な熱意だけではなく、時間、体力、お金等々いろいろなものが必要になると思うのですが、凄いな~、と。

・全体を通じてなかなか面白かったです。また、リピーター割ということで2回目以降はお得に観れるということで、ついつい、もう1回申込み。今回は前の席で観ようかな、と。

2回目を観て全公演終了したらネタバレの恐れもある内容も含めてもうちょっと追記しようかな、と。

(西堀DOMO 事前予約 1800円)