ピアノ:小山実稚恵さん
年に数回開催されている「だいしライフアップコンサート」。
一流の演奏者をだいしホールという小規模のホールで、手軽な金額で聞かせていただけるという非常にお得な公演ですね。今年も発売早々にチケットを確保して行ってきました。
ちょっと前の森麻季さんの公演時には整理券が配布されたんだよな~、ということを意識してかなり早めに、開場の1時間前くらいに一旦だいしホールへ。係員の方に確認すると「今回は整理券はなし」ということなので一旦退却。
ただし、この時点ですでに10名くらいの方が待っておられました。さすがの人気ですね。
私は一旦離れて食事を取ってから開場20分前くらいに復帰。列は既に30名くらいでしょうか。
ただ開場時間には1回のロビー部分は人で埋まって道路にまで列があふれ始めたころに開場となりました。
いつもの向かって左側、前よりの席を確保。当然ですけど、開演時間には本当に満員です。なんだかワクワクしますね。
今回のプログラムは前半がシューベルトとシューマン、後半がショパン。
全体的に小品~中品の聴きなじみのよい曲を集めた感じとなっていますね。
ただ、全体を通しての感想は、本当にありきたりで申し訳ないですが「すごいな~」ですね。
私は普段は主に地元の演奏家さん聴いていますけど、そういった人たちの演奏ももちろん「すごいな~」と思うのですが、やっぱり一味違うというか一つ上を行っているというか。
ピアノの一音一音が非常に綺麗だというのは私でもわかりますし、非常に鮮やかな音色です。演奏は基本的にトーク等はまったくなく、淡々と演奏が進んでいく感じなのですが、後半のショパンでは、静かに終わりを迎える曲ではさすがにブラボーはかかりませんけど、激し目の曲終了時には「ブラボー」もかかります。まあ、当然ですよね、私も恥ずかしいので声は出しませんけど(汗)、心の中では「ブラボー!!」です。
さすがに日本を代表するピアニストのお一人だな~、と再認識させられました。
アンコールも鳴り止まない拍手に応えるかたちで3曲。サービス満点ですね。
素敵な公演ありがとうございました。
また、小山さんはお辞儀の仕方もちょっとユニークなところも。もちろん普通のお辞儀は深く丁寧なお辞儀なのですが、拍手が鳴り止まないときに再度頭を下げるようなときには、ちょっと照れるような頭だけちょこんとさげるような感じのときも。
日常生活ではごくごく普通に見る仕草ですが、こういったコンサートではあんまりない仕草に思いましたが、とってもチャーミングに見えますね(一流のピアニストさんに向かって失礼ですけど)。
(だいしホール 2500円)