第52回関東高等学校演劇研究大会
新潟、長野、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県の代表の12校
24日と25日にりゅ~とぴあの劇場で上記大会が開催されていました。
正直、詳しいことはなにもわからなかったのですが、12/11 に新潟市の高校の演劇の発表会を何校か見て、それも面白いと思いましたし、それが「関東大会」となるとどうなるんだろう? というような興味もありました。
2日間で12校の上演があったのですが、私は24日の午前中の2校と25日の午後の2校の計4校の演劇を見てきました。
まずは24日、開演の10分くらい前に劇場に入ったのですが、空きの席を見つけるのもちょっと大変なくらいの満席。もちろん、出場校の部員の皆さんも多いとは思うのですが、ものすごい人気ですね。私の期待も高まりました。
で、実際見た感想なのですが。。。
私は4校しか観れませんでしたけど、どれも非常にレベルが高いです。
喜劇と悲劇のミックスだったり、しんみりとした人情劇だったり、見事なラブコメディだったり、思いっきり独創的な哲学的なものだったり。
本当に面白くって、各校の1時間という公演時間があっという間でした。
高校生らしく若いところもあれば、発声の綺麗さだったり演技の安定感とからしくないとこもあって、完全に想像以上。会場も音文と設備が違うということもあるとは思いますけど、音響、舞台装置、照明などなども非常に凝っていて本格的です。
「大会」ですから全国大会へ進む学校を決める必要があるわけなんでしょうけど、これだけ個性あふれる作品を審査する審査員の皆さんも本当に大変だろうな、と。
結果的に最優秀の高校の公演は私は観ることができたのですが、本当に質の高いラブコメディで観客席も非常に沸いていましたし、この高校の主役を演じた女生徒さんは、個人的には主演女優賞ですね。
あと特に印象に残ったのは長岡高校。虫になったアイドルが主人公という独創的すぎるくらい独創的なネタで、万人受けするかといわれればそうでもないとは思うのですが、見事に演じきっていましたね。こちら主役の女生徒さんは虫ということで姿勢が四つんばいのことが非常に多くかなりキツイのでは? とも思ったのですが、セリフも非常に聞き取りやすいのがお見事でしたし、もっともインパクトのある役でした。
※翌日(12/26)の日報にはこの演劇大会のことが結構大きな記事になっていて、写真はこの長岡高校の公演が使われていました。いい記念になるでしょうね。
私が見た4校のうち最優秀以外の3校もみんなすごいな~、と思ってみていたのですが、審査結果を確認するとその3校は優秀賞には選ばれていなかったんですよね。どれだけ大会全体のレベルが高いんだ、という感じです。
ただ、全国大会は来年の夏のようで、、、だとすると今回の3年生は出られないんですね。
個人的には同じ年度内で開催できればいいのにな~、とは思うのですが、いろいろ難しいところがあるんでしょうね。
でも、本当に面白かったですし、新鮮でしたし、圧倒されました。
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また会場全体の雰囲気というか運営もなんだか素晴らしいですね。
受付の皆さんなども非常に感じが良いですし、演劇の世界では定番なのかもしれませんけど、各校に対する「感想シート」は非常にたくさん入っていましたし、感想シートだけではなく、各校ごとの寄せ書きボードみたいなものもあって、そちらにもたくさん書き込まれていました。
ホントに各校間での交流が活発なんだな~、と。素敵なことですね。
さらに驚いたのは、初日に上演した高校に対するインタビューおよび感想シートおよび寄せ書きボードからの内容が翌日には既にチラシになって配布されていました。
なかなか大変なことだと思いますが、熱意が感じられますね。
(りゅ~とぴあ劇場 無料)