クラリネット:
伊奈るり子さん
林佳保里さん
岩渕仁美さん
広瀬寿美さん
久保田景子さん
パーカッション(マリンバ、カホン、など):大越玲子さん
去年、伊奈さんと林さんのデュオコンサートで楽しまさせていただいた C'La more さん。
去年の公演もピアノの斉藤さん親子(美和子さん、晴海さん)も一体となり、さらにはちょっとしたアクションなんかもあったりして非常に楽しいものでした。
そのときにも「今後はデュオだけでなくアンサンブルもやっていきたい」というようなコメントもありましたけど、今年早速実現ですね。
正式メンバに岩渕さんを加えて、そこに今回ゲスト出演で広瀬さんと久保田さん。そしてパーカッションの大越さんという超強力なメンバですね。
新潟の女性クラリネット奏者のオールスターといっても過言ではないのではないでしょうか。
今回は去年のような意表をつくというか飛び道具的なお楽しみはありませんでしたけど、クラリネット5本とパーカッションという編成を生かして、楽しい音楽を聴かせていただきました。
まずは前半。挨拶がわりに1曲目に林さんと岩渕さんのデュオ+大越さんの「愛の挨拶」。
その後はクラリネットアンサンブルのオリジナル曲(だと思いますけど)で、
クラリネット三重奏、四重奏、五重奏と1曲目のデュオから始まって徐々に1本ずつクラリネットが増えていくというプログラム。
またクラリネットの種類も Es管やバスクラリネットも大活躍でした。この辺はクラリネット奏者が5名集まったからこそだと思います。
(ただ、A管、B管の使い分けはよくわかりませんでした。やっぱり皆さんB管だったのかな? ...なんて、ちょっと前にA管とB管について教えてもらったことがあり、つい気になりました(笑))。
また前半は皆さん、戦隊モノをイメージさせる(笑)皆さん違った色の衣装を着用していましたね。
伊奈さん:ブルー
林さん:イエロー
岩渕さん:グリーン
広瀬さん:レッド(正確には朱色っぽい感じ)
久保田さん:ピンク(正確にはピンクと肌色の中間くらいでしょうか)
次回以降もイメージカラーとして定着させてくれたりするのでしょうか(笑)。
休憩後は皆さん上下黒の衣装に真っ赤なコサージュという衣装にチェンジ。
前半もある意味統一感はあったのですが完璧にあわせてきました。
後半はクラリネットオリジナルということにこだわらずにカルメンだったり映画音楽、ピアソラの曲などなど、バラエティに富んだ内容。またゲストの大越さんもマリンバソロがあったり、パーカッション、カホンなど曲に応じて大活躍でした。
普段別の編成で聴く事が多い曲をクラリネットだけで聴くというのもまた新鮮で面白いですね。また最後にはステージにはバスの岩渕さんとカホンの大越さんだけで演奏が始まったあと、舞台袖から皆さんが演奏しながら登場してくるという演出も。
伊奈さんと林さんが結構ノリノリの感じででてきた後は、林さんの手招きに応えるかのようにちょっと控え目に広瀬さんと久保田さんがご登場。お二人がちょっと恥ずかしそうに見えたのはそういう演出なのか、それとも「素」なんでしょうか(笑)。
最後は拍手に応えて皆さん再登場し、お一人ずつお言葉が聞けたのもよかったです。
今回 広瀬さんと久保田さんはゲストという形でのご出演でしたけど、現在お二人は県外(広瀬さんは千葉、久保田さんが富山)でご活躍ということだからなんですね。
ほとんど準レギュラーみたいなものなんでしょうね。
後半もクラリネットは3本、4本、5本といろいろな編成でしたし、皆さんのポジションもいろいろ変更されていて、前半とあわせて1回は必ず 1st を担当するようにもなっていました。
そういったところからも皆さん自身が今回の演奏を楽しんでいらっしゃるというのが伝わってきましたし、観ているほうとしても素敵な気持ちになりますね。
楽しく、いい演奏会でした。
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受付やステージ変更などはフルートの北村さんと6月の「月は東に日は西に」の公演で見事な執事っぷりを見せてくれた桂木さんがお手伝いされていました。
(こういっては本当に失礼なのですが)お二人は完全に裏方さんなのですが、桂木さんがこういった作業をされているとどうしても「執事」に見えてしまってニヤけてしまいました(笑)。
(スタジオA 前売り 2000円)