ソプラノ:田辺千枝子さん
ソプラノ:西谷純代さん
電子ピアノ:片桐寿代さん
真冬のクラシック第2夜はソプラノのお二人にピアノ(今日は会場の都合上で電子ピアノ)というユニットの「うたひろば」さんです。
「うたひろば」さんは去年の7月の公演も非常に楽しいものでしたけど、今回もまた観客も一体となり盛り上がったものとなりました。
曲間のトークなどもユーモアとウィットに富んでおり親しみがもてますし、
特に田辺さんのなんというか「ちゃきちゃき」した雰囲気もまた場を明るくしますね。
また、曲目というかプログラムだけでなく全体の構成等も非常によく練りこまれていたと思います。全体としては3部構成となっていたのですが、
第一部では有名どころの小品だったのですが、花にちなんだ曲、および、アヴェ・マリアを
田辺さん、西谷さんが1曲ずつ披露するという趣向も工夫されているな~、と思わされますし、
会場の都合でピアノではなく電子ピアノとなったわけですが、この段階でオルガン、チェンバロ、ピアノとさまざまな音色での演奏となってるのもまた面白かったですね。
場があったまったところ(笑)で、中盤のシャンソンの「愛の讃歌」では、観客側からも非常に大きな合唱となっていましたし、
後半のオペレッタの部では、小芝居(笑)あり、会場をナイトクラブと化して西谷さんが会場を練り歩き、お客さんとダンスを踊ったり花束を渡したりと、多いに盛り上がり、「ブラボー」の声が頻繁にかかっていました。
お二人の歌声も(私の勝手な印象ですが)、優しく包み込むような西谷さんの歌声と、ちょっとシャープというかメタリックというか、そんな感じのする田辺さんの歌声の対比も良かったですし、アンコールではそんなお二人の見事なユニゾンを聴くことができて、これまた綺麗に響き渡っていました。
1時間という公演をいかに盛り上げるか、お客さんたちに楽しんでもらうか、そして自分たちでも楽しむか、というのが練りこまれていましたね。まさしく「うたひろば」さんの世界だな~、と思いました。
「うたひろば」の皆さんの公演は次回は9/25にりゅ~とぴあスタジオAだそうです。
去年も前売りチケットが完売でしたし、今回の盛り上がりをみても間違いなく人気の公演となるでしょうね。
また、田辺さんと片桐さんがご出演されるシューベルトの楽曲のみの演奏会「新潟シューベルティアーデ 第8回公演」は今月の2/28ですね。
トーク中にごく自然な形で次回公演をアピールされるトーク力もさすがでした(笑)。
来週はフルート市橋さん、ピアノ川崎さん、パーカッション本間さんの「ユーフォルビア」の登場です。芸達者な皆さんですから楽しいものになること間違いなしですね。こちらも楽しみです。
(メディアシップ 20F そらの広場 無料)
今回は会場に到着したのが前回よりも遅くなったのですが、うまいこと前列に着席できました。ラッキーでございます。
公演のようすを何枚か。