10/24 新潟中央高等学校音楽科 9期生演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ピアノ:加藤桜子さん
ソプラノ:皆川如さん
ファゴット:小武内茜さん
ピアノ:室井まりかさん
ヴァイオリン:飯田輝海さん

中央高校の音楽科9期生の皆さんの演奏会です。7年前の19年卒業ということですので
年代としては大学もしくは大学院を卒業して3~4年くらい、というくらいの皆さんでしょうか。

中央高校の音楽科を卒業したからといっても、皆さんが音楽のプロの道に進むわけではないですし、そういった中で何年か経った後で集まって演奏会が開催されているというのは非常に意義のあることだと思いますね。

また、集まった皆さんの楽器も、ピアノ、管、弦と演奏会を開催するにあたり、バランスが良い編成になりましやね。

演奏に関してはもちろんまだまだ皆さん若手ではありますけど、なんだか貫禄が出始めているというか落ち着いてしっかりと演奏されているな~、
という印象ですね。やっぱり皆さんそれぞれいろいろな演奏活動を継続してこられた経験が自信となっているのかな~、なんてことを思いました。

■ピアノの加藤さん。
ショパンのマズルカおよび舟歌でしたけど、哀愁あふれるしみじみとした演奏でしたね
私にしては結構珍しいのですけど、目を閉じてしんみり聴かせて頂きました。

また、最後には作曲作品の発表もありました。
プログラムで「作曲作品」の演奏があると知ったときには当然ピアノ曲かと思ったのですが、実際にはヴァイオリンでの演奏でした。
さわやかというか素朴な情景が目に浮かんでくるような曲でした。でも、こういったいろいろな才能を見せてくれるのは素晴らしいですね。

■ソプラノ 皆川さん
落ち着きというか余裕が感じられるような演奏でした。
また、声および歌い方が個性的だな~、という印象を受けました。侘び、さびと感じさせるというか、じっくりと聞かせてくれるような感じがしましたね。

■ファゴット 小武内さん
いつものこと(笑)ですけど、ファゴットの魅力が伝わってくるいい演奏ですよね。
また、毎度、小武内さんの演奏を観ると書いていると思うのですが、演奏時の表情とか雰囲気がとっても素敵なんですよね。
ファゴットという楽器の音色もありますけど、本当に癒されるというか安心させられるというか。
とても好きな演奏家さんです。

■ピアノ 室井さん
シャコンヌは私も好きな曲ですし、今までも何名かの演奏家さんの演奏を聴いていますけど、ホントに見事な演奏だったと思います。
7月の室井さん(&フルート金子さん)の演奏会のときも非常に良い演奏ではありましたけど、どちらかというと「静かに引き込む」ような印象を受けたのですが、
この日のシャコンヌは非常に華やかでありつつ、気持ちのこもった迫力ある演奏だったと思います。

■ヴァイオリン:飯田さん
曲自体はちょっと面白い曲だな~、という印象を受けたのですが、その曲の特長というか面白さを十分に引き出して、
観客に伝わってくる演奏だったと思います。演奏姿勢も堂々としているし、見ていてかっこよいな~、と思いました。


アンコールというか、隠しプログラムとして最後に全員で日本歌曲のメドレーがありました。
やっぱりこういうのは良いですよね、なんというか「仲間」というのが伝わってきます。
これからもまた皆さんのご活躍を期待です。

(だいしホール 前売り1500円)