09/05 Noism1メンバー振付公演 簡麟懿作品「AFTER THE² OTHERS」 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

演出振付:簡麟懿さん(Noism1)

出演
吉崎裕哉さん、梶田留以さん(Noism1)
田中須和子さん、飯田利奈子さん、山下菜奈さん(Noism2)

会場:ジャウマ・プレンサさん「THE HEART OF TREES」@信濃川やすらぎ堤

Noism1メンバが振付を行うという公演。
8/29~9/6にかけて、計5公演開催されていますね。
私は先週の池ヶ谷さん振付の公演につづいて2つ目です。

今日はりゅ~とぴあで山本真希さんのオルガンもあり、
このNoismのイベントが発表されるまでは、そちらに行くつもりだったのですが、、、
でも、いろいろあるのは贅沢なことです。

開演ちょっと前に座席が準備されます。
本公演のメインのオブジェクトである「THE HEART OF TREES」は、お二人の座ったお姿です。
座席はそのお二人の間および周辺くらいに準備されました。

そのお二人が一番の観客、という感じでしょうか。

いつの間にか(汗)、次期からNoism1に昇格が決まっている田中さんが座っています。
田中さんも開演を待つお客さん、、、的な感じでしょうかね。

音楽が始まり、りゅ~とぴあの空中庭園との連絡通路から他のメンバが登場です。
開演前はメンバが隠れる場所もないし、連絡通路の影あたりに待機しているのかな?
なんて思っていましたが、堂々と連絡通路から登場でした。

その後、梶田さんによる開演前の説明があったり(この辺も今回の公演がオブジェクトをお客さんと観た劇中劇みたいになっているんだろうな~、と勝手に解釈しましたが)、
一般のお客さんも巻き込んでのパフォーマンスがあったりと、全体的にコメディ色が強いのかな? と思っていたのですが、
公演が進むにつれて、どちらかというとシリアスな感じになっていきましたね。

毎度毎度全体的なストーリーを読み取るだけのセンスが私に全くないのが残念で仕方ないのですが、
ソロだったり(特に田中さんのソロはかっこよかったです)、ペアなどフォーメーションを変更しながら、素晴らしいパフォーマンスでした。

また、皆さんの衣装や小道具として使われた大量のビラも印象的でした。

衣装は皆さん最初は白いシャツだったのですが、パフォーマンスが進むにつれて各自のイメージカラーというか、それぞれの色に少しずつ染まっていく(、、というかにじんでくる)というのも面白かったですね。最初は「あれ、なんか付いているな? 最初から付いていたっけな?」 という感じだったのですが、後半になるとはっきりとでていましたね。

皆さんが登場したときになんだかポケットが多い服だな~、というのは、ちらっと違和感的なものがあったのですが、こんな演出だとは思いませんでした。
ただ、いきなりでなく徐々ににじんでくる感じはどんなトリック? を使っているんだろう?
なんてことは思ってしまいましたね(おそらく、そんな大げさなことはしていないとは思うのですが)。

また、ビラの山も途中の場面で田中さんが空に向かって投げ上げるというがばら撒くような場面があったのですが、舞い上がった多数のビラがひらひら落ちてくる感じがなんともよかったんですよね。これまた偶然なのか、それとも投げ方とかもコツというか練習したりしたのかな? なんて下世話なことを考えたりもしました。

また会場のやすらぎ堤ですが、メインの舞台は平らになっているところではなく、
斜面の部分で行われました。オブジェクトのお二人に観せるとなると、そうなるのでしょうけど、観客は天然の観客席みたいで観やすいですが、演じる皆さんにとってはバランスもとりにくいでしょうし、いろいろ大変なのではとは思ってしまったのですが、実際には地面が斜面ということを感じさせるようなところは全然なく、自然そのものでした、その辺も「さすがだな~」と。


公演時間は30分弱くらいでしょうか。
決して長くはありませんが、中身の濃い素敵な公演でした。
また、一番最後には簡麟懿さんからパフォーマンスに参加してくれた(巻き込まれた(笑))お客さんに記念品も渡されていましたね(お花でしょうか)。
そんなところもおしゃれ、さわやかというか、最後に心地よい気分にさせてくれました。

お客さんもたくさんでした。私も含めて立ち見のお客さんも多かったですし、
高校生くらいの若者も多かったです。一般の通常公演に比べれば宣伝、告知期間等もそんなに派手にしているわけではないと思うのですが、固定ファンというのが確実に増えていっているのだろうな~、なんてことは思ってしまいました。

今後は9/6にも振付公演があり、そして、9月中旬には韓国で「箱入り娘」の公演がありますが、
このところ目白押しだったNoism関連のイベントも一段落でしょうかね。
10月からはまた一部のメンバも入れ替わって(それは寂しい面もありますが)、新たな活動が開始されますね。
また、楽しみにしたいと思います。

( 「THE HEART OF TREES」@信濃川やすらぎ堤 無料)



実は奥の方に準備されている「ビラ」が風で散らばったりしないのかな? とか心配だったのですが、全然大丈夫でしたね。