演出振付:池ヶ谷奏さん(Noism1)
出演
真下恵さん(Noismバレエミストレス)
石原悠子さん(Noism1)
浅海侑加さん、鳥羽絢美さん、山下菜奈さん(Noism2)
会場:南川祐輝「おひるねハウス」@西海岸公園
水と土の芸術祭2015 関連のイベントですね。
新潟市内各所に展示されてる美術作品にインスピレーションを得て、
Noism1メンバが振付を行うという公演です。
ちょっと余裕を持って会場に向かったら早く着きすぎてしばし海をみながらぼけ~っと。
で、開演30分くらいまえに席について開演を待ちます。
本公演の会場の「おひるねハウス」は小さい正方形のカプセルホテルを9つくっつけて、
一つの大きな正方形のオブジェクトにしているような感じです。
以下、毎度のことですが、とりとめもなく感じたことをつらつらと。
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パフォーマンスは女性の部屋を覗き見しているかのような感じで進んでいきます。
「おひるねハウス」の9つのブロックのうち、5つにメンバが入居するような形だったのですが、そういった意味では「おひるねハウス」というオブジェクトを名前そのままにストレートに生かしているな~、と感じました。
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本公演は振付が池ヶ谷さんですし、パフォーマンスも5名全員女性ということもありますが、
その女性らしさを全面に押し出した、かわいらしいというか柔らかい雰囲気の公演という印象を受けました。
おそらくですが、大雑把な流れとしては、
それぞれが部屋で身支度して
部屋からでて外出して楽しんで、
部屋に戻って眠りについて、
目覚めてまた1日が始まる...
というような感じだったとは思うのですが、
部屋で身支度しているときのなんともいえない「素」の感じと、
外で活動しているときは本当に表情も楽しそうで生き生きとしている感じのギャップが面白おかしく表現されているな、と思いました。
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公演は約30分くらい。
18:00開始でしたので最初はまだ明るかったですが、徐々に暗くなっていきますが、
照明はほとんど使わず、自然光の中での演技でした。なんだか逆に新鮮な感じもしましたね。
公演自体が1日の生活を題材にしているので、そういった時間の流れを感じさせる演出だったのかな? というのは、深読みというか考えすぎでしょうか(汗)。
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5名がそれぞれの部屋で寝ている場面。
一時的ではありますが、音楽もなくなった場面もありました(深夜ということかな?)が、
無音状態でかつそれぞれがブロックで区切られており周りが見えない状況ですから、
メンバの皆さんは演じるのが大変なのでは? と思いましたね。
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パフォーマンスの最後は5名全員で「おひるねハウス」の屋根というか上に登ってのパフォーマンス。特にヘリ部分に座って足でパフォーマンスをする場面なんて、メンバが落ちてしまうのでは? と心配になってしまうのと同時に、自分自身、座っていながらにして足がすくむような感覚を覚えてしまいました。高所恐怖症です(汗)。
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終演後は演技を終えたメンバとお客さんなどを含めていろいろ話をしたりするような場面もありました。こういう光景は普段の公演ではなかなか見ることができませんし、オープンな会場ならではだな~、なんてことも思いました。
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いろいろ書きましたけど、やっぱりNoism皆さんのパフォーマンスはかっこよいですし、いつも本当に面白いです。
毎回、本当にいろいろと楽しまさせていただいていますね。
(おひるねハウス@西海岸公園)
「おひるねハウス」外観