指揮:河内良智さん
新潟大学管弦楽団
混声合唱団さんのあとしばらく時間をつぶし、開場時間ちょうどくらいにりゅ~とぴあへ。
まあ、いつものことながらかなりの行列。
でもまあ、りゅ~とぴあのキャパシティはこれくらいの行列ではびくともしないことをもう何度も経験済みです(笑)。
オーケストラ系の公演では私の定番の2階のステージ横付近の席を無事確保です。
個人的にはこの辺の席は各楽器のソロが聴こえてきたときに「あ、あの人だ」というのが確認できるのが好きなんですよね。
開演までしばしパンフレットを眺めます。
まずは団員名簿の数の多さはやっぱり圧倒されますね。
もちろん、全員が一度にステージに上がるわけではない、というのはわかりますけどそれにしても大したものです。
自宅に戻ってから改めて数えてみると、賛助の方、学生指揮の方も含めると170名!! でした。
あと今までのサマーコンサートの曲目一覧が掲載されていたのですが、
メインはやっぱりブラームスとかドヴォルザークとか有名ドコロがずらりとならんでいるところ、
今回のメインは「カリンニコフ」。いかに挑戦的なプログラムなのか、というのがわかりますね。
演奏ですが、全体的に学生オケとは思えないすごい演奏だったと思います。
特にカリンニコフの1番は非常によかったと思いました。
毎度ですけど(汗)、私は予備知識はほとんどなく、今回の公演で演奏されるということが決まった後に、
CDを買って何度か聴いてみた、という程度ですけど、各楽器のソロも見事に決まっていましたし、
全体としても非常によくまとまっていたと思います。
お見事でした。
終演時には指揮者に河内さんは自身がもらった2つの花束のうち、一つを1stホルンの男性に渡していました。
完全に個人的な偏見ですけど、指揮者さんが花束を他のメンバに渡すときは活躍した人というのはありますけど、やっぱり女性に渡されることがほとんどのような気がするので、
河内さんから結構離れている場所の男性に渡されたというのはちょっと意外でした。
それだけ、1stホルンさんの演奏が素晴らしかったということなのでしょう。
あと個人的にはホルンもよかったですけど、フルートもと~っても綺麗に響いていたな~、という印象でした。
この曲は新潟初演ということらしいですし、オケのメンバも今回演奏するために初めて聴いたという人も多いのではないか? と思うのですが、今回新大オケによって素晴らしい演奏が行われたことによって、カリンニコフさんの別の曲も含めて、別の団体さんなどでも演奏されることがあるのではないかな? なんてことを思いました。
その他のチャイコフスキー「ロメオとジュリエット」やドビュッシー「小組曲」も、
学生オケっぽくない(変な表現ですけど)、まとまりのあるいい演奏だったと思います。
「新潟大学管弦楽団」とはいっても、各曲ごとに演奏メンバも入れ替えがあるでしょうし、大変だったとは思うのですけど....
(りゅ~とぴあ 前売り 700円)