ピアノ:大瀧拓哉さん
大瀧さんは現在ドイツ留学中で、
一時帰国にあわせてのリサイタルです。
この公演の案内でもコンチェルトさんが
「すごいですよ」ということで絶賛されていましたし、
非常に楽しみにしていきました。
開演の30分くらい前に到着すると、
すでにそこそこのお客さんが。
で、私は基本的にはピアノのときには指の動きとかが見えやすい、
向かって左側に席を取ることが多いし、一般的にも
そちら側の席を好むお客さんの方が多いと思うのですが、
今日はイケメンさんですし、コンチェルトさんのブログでも
結構な固定客さんとか遠方からくるお客さんもいらっしゃるようですし、
自分としては、ちょいと気を使ったつもりで、
右側の一番端に席を確保。
時間となり大瀧さん登場。
なるほど、なかなかカッコよい。
丁寧な説明を交えながらの進行です。
で、演奏ですが、
もちろん、スタジオスガマタさんという小さめのスタジオでの
グランドピアノという環境ということもあるとは思いますが...
いやはや、すごい。
スピード感にあふれているし、迫力あるし、
圧倒されました。
正直、曲としての難易度とかはわからないのですが、
とにかく、すげ~、と見とれるばかり。
女性のロングドレスとちがい、
男性だから、ペダルの使いかたとかも見やすいですが、
アクセル全開という感じですね。
ただ、残念だったのは座席を右側にしたおかげで、
指の動きとかはまったく見えず。
しばらくして、変に気を使ったことを後悔しました。
次に聴くときには絶対左側にします(笑)。
また、最後の演目のシューマンの幻想曲や、
アンコールのバッハのフランス組曲より「サラバンド」
では、速さや迫力だけではない部分もしっかり見せていただきました。
本当に大満足な公演でした。
次にまた聴ける機会を楽しみにしています。
それにしても、演奏者の大瀧さんがすごかったというのはありますが、
こういった公演の場をプロデュースするコンチェルトさんの尽力は
本当にすごいですね。
大瀧さんもトーク中にコメントされていましたが、
今回の一時帰国にあわせて「公演をしたい」という希望を伝えたらしいのですが、
そういったことを相談できる人がいて、ちゃんと実現される、
というのは若手の演奏家さんにとっては本当にありがたいことなんだろうな、
と思いました。
それに便乗して(笑)、素敵な演奏が聴ける私も感謝、感謝です。
(スタジオスガマタ 1000円)