<朗読少女>乙葉しおりの本の小道 第108回 小林多喜二「蟹工船」 | iPhone命。

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 美少女キャラクターが名作を朗読してくれるiPhoneアプリ「朗読少女」。これまでに100万ダウンロードを突破する人気アプリとなっている。「朗読少女」で、本の朗読をしてくれるキャラクター、乙葉しおりさんが名作を紹介する「乙葉しおりの本の小道」。第108回は小林多喜二の「蟹工船」だ。

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 こんにちは、今回ご紹介するお話は小林多喜二さんの「蟹工船」です。

 2013年2月20日に没後80年を迎えた、日本のプロレタリア文学を代表する作家・小林多喜二さん。プロレタリア文学の金字塔と言われ、代表作となったこのお話は、1929年に発表されました。

 「蟹工船」とは、遠洋漁業先で漁獲したカニをその場で缶詰に加工する、言わば缶詰工場の設備を持った船のことです。

 カニは温度変化による品質への影響が大きく、このお話の背景となる1920年代では現代のような保存技術・輸送技術が発達していなかったため、現地で缶詰にしてしまうのが効率の良い方法とされていました。

 このお話はその蟹工船に乗り込んだ人々の苦境を、特定の主人公を持たない「群像劇」という形で描き出していきます。

 北海道のはるか北東、オホーツク海カムチャツカ。厳しい寒さに変わりやすい天候、そして荒れやすい海というこの過酷な海域では海産資源が豊富な一方、敵対するソビエト連邦(ロシア)との漁業権争いにより、拿捕(だほ)される危険もはらんでいました。

 そんな二重の意味で危険な海域で操業する「蟹工船」の乗組員は貧しい出稼ぎ労働者が中心で、「工場であって、漁船ではない」という建前のもと、いつ沈んでもおかしくないほどにボロボロの船を使って、過酷な荒海へ乗り出していました。

 しかもこの「工場」は、領海の外で活動しているために日本の労働基準法(当時は工場法)が適用されず、雇用側にとって一方的に都合の良い、労働者を搾取し放題の環境となっていたのです。

 少しでも手を休めると遠慮なしに暴力を振るわれ、栄養不足から脚気(かっけ)を起こし、船医を頼っても薬はなく、高熱を出して寝込めば容赦なくたたき起こされ、仕事に戻される……海の上では逃げ出すこともかなわず、奴隷もかくやという環境に耐えかねた労働者たちは、ついにストライキを決意するのですが……。

 「おい地獄さ行ぐんだで!」

 蟹工船への乗船をこう呼んだ書き出しの部分が決して大げさでないことは、本編を読んでみればわかります。「蟹工船ブーム」もまだ記憶に新しい本作品、未読の方はこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?
(この記事はエンタメ総合(まんたんウェブ)から引用させて頂きました)

ふむふむ。。