「見えない痛みを託されて」NHK フォトジャーナリスト 豊﨑博満 

    ナレーター 加賀美幸子

 

6日朝放映分を録画で見ました。

 

マーシャル諸島で繰り返された核実験による人々の被害を写したものでした。

 

ネットでの検索で内容を少し記します

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『核実験の影響、女性の視点』会議の報告
(1995年4月24日、ニューヨーク)より

マーシャル諸島での核実験と異常出産

グレン・アルカレー
 

 第二次世界大戦の終わり、アメリカは太平洋の中心に位置するミクロネシアの2100の島々を占領した。マーシャル諸島??ミクロネシア東部??は広島と長崎へ原爆が投下された一年後に核実験場に選ばれた。

 1946年から1958年にかけて、マーシャル諸島のビキニ環礁とエニウェトク環礁で67回の原子爆弾と水素爆弾の爆発がおこなわれ、水爆実験により、風下にある島々の多くの住民が致死量まで達しないレベルの放射性降下物にさらされた。電離性放射線被爆による急性および潜伏性の影響に加え、環礁の多くの地域社会(ビキニ、ロンゲラップ、エニウェトク)は、放射線学研究が、生まれ育った島へ将来帰還が可能であると結論づけることを待ちわびながらも、いまだ本来の社会的生活を混乱させられた状態にある。

 

中略

 

 「(1954年3月のブラボー実験後の3カ月にわたる避難生活の後で)わたしたちがウトリックに戻った後、ネリックはウミガメの卵のようなものを生み、フローラはクラゲのようにとてもぬるぬるしたカメの腸のようなものを生みました。そのあと間もなく、たくさんの女性が5カ月ぐらい身ごもったあと、いつの間にか結局妊娠していないということになりました。私自身も、妊娠したと思ったのに、3カ月後にそうではないことが分かりました。このようなことは、ここの女たちにはまったく初めてのことで、『あの爆弾』の前には一度もなかったことです。」

 もう一人のウトリックの女性、ニーネ・レトボもまた、自身の核時代との遭遇、特に「ブラボー」の死の灰がマーシャルの女性に与えた影響について語っている。

  「何人かの女性は、ネコやネズミやカメの内臓??腸のようなもの??に似た生き物を生みました。ほとんどの女性が「ジブン(流産)」を経験し、私も人間ではないようなものを生みました。何人かの女性はぶどうや他の果物のようなものを生み、何人かの女性は、私も含めて子どもを生めなくなりました。今はもう前とは違い、みんな「あの爆弾」の前ほど元気で健康ではなくなりました。」

 

 後略

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絶句するような内容です。

人間→男 達とは、どういう「野望」と「支配欲」と「暴力性」等々を持っているのでしょうか。