①給水・給湯設備

(1)給水・給湯量の削減

 節水システムの採用やサーモバルブによる温度調節時間の短縮により、給水・給湯量を削減する。

 省資源は、地球環境問題に対する基本姿勢として非常に重要である。

(2)搬送エネルギーの削減

 ポンプ直送方式を採用する場合、ポンプの台数分割運転や、夜間などの低負荷時専用のポンプ運転により搬送エネルギーを削減する。また、ポンプの圧力制御は、インバータ制御を採用する。

(3)高効率機器の採用

 高効率ボイラの採用により、エネルギー消費量を削減し、CO2の発生を抑える。また、負荷発生パターンに応じた最適容量分割を行い、効率の悪い低負荷での運転を避ける。

(4)放熱の防止

 機器、配管の断熱を確実に行い、給湯温度を適切に保つ。季節に応じて給湯温度を変更することも省エネルギー上有効である。



事務所ビルは、多くの人々が1日の大部分を過ごす場所であり、地球環境問題に対して密接に関わっている。

給排水設備の省エネルギー・省資源の基本は、使用する水や湯の量を減らすことであり、節水することにより搬送エネルギーや湯を作るエネルギーの削減が可能となる。

また、配管径の縮小により、省資源化(使用材料の削減)に貢献できる。さらに、浄水場や下水処理場での使用エネルギー削減にもつながり、節水が環境に及ぼす影響は見た目以上に大きなものである。

事務所ビルを計画するにあたり、環境に配慮すべき事項について以降に提案する。



1級建築士設計製図試験はさすがにここまで要求するとは思いませんが、技術士試験も相当なものです。


H20年度試験専門問題の一部(1800字以内で解答)

I-2-1 市街地に建設される貸事務所を主体とした事務所ビルの計画に関して,発注者からは以下
の項日が要望されている。
①経済性
②省資源・省エネルギー
③維持管理の容易性
④将来のフレキシビリティー
(1)~(3)の問いに対して上記の要望にこたえる計画を作成せよ。
(1)給水設備について2 つのシステムを比較して1 システムを提案せよ。システムの比較では
計画概要・主要機器概略容量(算出根拠を含む)を記述し,系統を図示すること。
(2)排水設備の計画を立て,計画概要及びシステムの採用理由を述べよ。計画には雨水の再利用
を含むこと,また,汚水排水管材料を2 種類比較し1 材料を提案せよ。
(3)衛生器具設備について,発注者要望に沿った計画概要を述べよ。
それぞれの設備計画の比較には建築(意匠)計画の要素を含んでよい。
下記に建築の条件を示すが,それ以外の条件は各自適切に設定してよい。

number9のブログ


H19年度試験専門問題の一部(1800字以内で解答)

Ⅰ-2-3 延べ面積20,000m2の本社機能を持つ事務所ビルおよび外構計画の策定をするとき、

以下の設備について環境配慮提案項目を挙げ、その概要を述べよ。立地条件などは各自

想定してよい。

(1)給水・給湯設備

(2)排水通気設備(生活排水・雨水排水・排水処理含む)

(3)衛生器具設備

(4)親水空間