『えでぃっと!―ライトノベルの本当の作り方?!』 | 一迅社文庫編集部のブログ

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新刊情報など中心に更新していく予定。

「作家はみんな嘘をつく」
最近のお気に入りの海外ドラマは『Dr.HOUSE』というT澤です。
DVDで観てます派のため、まだ第二シーズンまでしか観てないので第三、四シーズンのネタ割れはしないように。
ちなみに一番好きな海外ドラマは『Babylon5』です。日本語版のDVD、第四シーズンと第五シーズンもどこか出してください。リージョン1の海外版を輸入して持ってるけど、日本語版もほしい。

さて脱線はほどほどにして、今月の新刊も発売日が近いので、一部であまりのネタぶりが話題の『えでぃっと!―ライトノベルの本当の作り方?!』 をご紹介しようかと思います。



一部で話題になってる『えでぃっと!』ですが、帯からしてこんなです。
一迅社文庫編集部のブログ-作家は嘘つき
書店で自分の新刊チェック中の作家さんたちは、みなさんドキっとしたり心当たりがあったりするでしょうね、

--あらすじ--
「僕の名前は羽沢雛太(はねさわひなた)。中学三年生の時に一迅社文庫大賞を受賞し、今ではラノベ作家と学生、二足の草鞋を履く高校生。ある日、僕の新担当としてやったきた編集者は、僕と同じ高校一年生の美少女、片桐文香(かたぎりふみか)だった。ぎこちなく息の合わない二人三脚で文香を振り回してしまう自分に自己嫌悪。僕ってそんなに酷い作家だったのか……。さらには次回作のイラストレーターが同じ学校の芸術科に通うお嬢様、宝泉院弓佳(ほうせんいんゆみか)だと判明して、また新たな騒動が……。そろそろ次の新作を書かなきゃいけないんだけど……僕の夏休みはいったいどうなるの!?毎日が

――大騒ぎのライトノベル業界ドタバタ・ラブコメディ、堂々のシリーズスタート!

◆主な登場人物
・片桐文香 かたぎり・ふみか

一迅社文庫編集部のブログ-文香

都心の高校に通う高校一年生。
一迅社文庫編集長である父、貢治により、一迅社文庫のバイト編集者として主人公の担当となる少女。
作家である母を若くして亡くしており、長年父親と二人暮らしをしている。 
子供の頃から本ばかり読んでいたため、リアルでの対人スキルや生活能力は低い。
幼い頃から父・貢治の影響でオタク系の作品に触れていたことで、アニメ的な行動を取ることも。
夢は一人前の編集者になること。
基本的に正直者。

・宝泉院弓佳 ほうせんいん・ゆみか
一迅社文庫編集部のブログ-弓佳
――芸術科に所属するお嬢様。その正体はいくつもの仕事をこなす、人気が急上昇中のプロのイラストレイター。
主人公が書く新シリーズのイラストを担当することになる。
ペンネームは好きな少女漫画のキャラクターから名前を取って「あまねみお」。
努力家で締め切りもちゃんと守るタイプで最近仕事の依頼が増えているが、依頼された仕事は基本的に断らないため、一枚の絵にかけられる時間が減っている。
そのせいで最近絵が劣化しているとか、ハンコ化しているなどと言われている。

・高木陽菜 たかぎ・はるな
一迅社文庫編集部のブログ-陽菜
――芸能科に所属する幼なじみ。夢は俳優になること。
雛太の幼なじみで、彼が小説家になるきっかけを作った。
芸能科に入学出来るほどに(芸能科に入学するためには、容姿等の審査もある)、人を惹きつける魅力的な容姿をしている。 嬉しかったら抱きつく、怒ったら殴るなど、感情の振れ幅が大きなタイプ。
基本的に我が強く、雛太を引っ張り回すことが多い。 

・羽沢雛太 はねさわ・ひなた
一迅社文庫編集部のブログ-雛太
――ラノベ作家と学生、二足の草鞋を履く高校生。 本作の主人公。
大枝芸術学院の文芸科に通う高校一年生。中学三年生の時に一迅社文庫大賞を受賞した新進気鋭のライトノベル作家。ペンネームは「柳瀬ひなた」。
その作風と女性像を喚起させるペンネームのせいで、読者から女性と勘違いされていることもある。

※この他にも秘密の第四ヒロインが出てきますが、そっちは小説読んでのお楽しみ!

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お約束の温泉合宿イベントもあるよ!
一迅社文庫編集部のブログ-えでぃっと挿絵09

それはともかくとして本作のコンセプトは「作家は嘘つき」+「王道ラブコメ」+「本当はヤバいこの業界」。

作中では、主人公の雛太の一人称を中心に進みますが、基本的にその地の文ですら嘘と言い訳に満ちていて、自分自身にすら嘘をついて逃げてます。行間を読んで、それらの嘘つきっぷりを楽しむのもよしです。
こいつ、言ってることおかしくない? と思うシーンがあるかと思いますが、それも当然です。


ちなみに本作はゲームのディレクター業もしている箕崎准 さんが執筆していますが、クリエイターとしての本作のコンセプトは「打倒、魁先生 !」だそうで。
先週、魁さんとこへ行ったついでにそれを教えて「発売前だけどどうぞ!」と見本誌を差し上げてきました。
「次、うちにゲームの音声収録にきたとき、これの詳細な感想を聞かせてあげるから楽しみにしてろよー」と魁さんがニヤニヤしてましたので、箕崎さんは次回のゲームの収録のときはお楽しみに。

そんなわけで、魁さんもだいぶ快復しており、『死神のキョウ』の3巻の原稿もとっくに完成してますので、今度こそ10月に発売しますからよろしくお願いします。