というわけで、一迅社文庫5月刊、早矢塚かつや『文芸部発マイソロジー』の紹介です。
あらすじ
黙っていれば美少女なのに、口を開けばクトゥルー神話だの何だのクセのありすぎる話しかしないという、須弥伊緒たち中上高校第二文芸部員。彼女たちと日々を過ごす近藤寛二は、自分たちが部活動の一環で創作した神話世界「クラフティア」が本当に生まれてしまったことを知ってしまう。しかも、面白くするためにいろんな世界の神様を連れて来られるという設定にしたばかりに、その世界が大変なことに……。
クラフティアの神様となって、世界を救うために戦うことになった寛二たちの運命は!?
主な登場人物
・須弥伊緒
普段は割と無口で何を考えているのか分からないようなところがありますが、内に強い意志を秘めた第二文芸部部長の1年生。ある目的のため、神話世界「クラフティア」の創造に寛二たち他の部員を引き込みます。
・諏訪命
割と能天気でお調子者、ムードメーカー的な所のある1年生。実家が神社なだけあって、好きな神話は日本神話。
・愛倉葉月
部員の中で一番小さいけれども、年齢は一番上な3年生。好きな神話はクトゥルー神話。……そう、クトゥルー好きです。口を開けばろくでもないことばかりという、残念な人といえば残念な人です。それでも、時には最上級生らしい所も見せたり……します。
・近藤寛二
2年生。一番最後に紹介していますが、主人公です。好きな神話は北欧神話やギリシャ神話。
こんな一般的--と言うには多少問題のある人もいますが--な高校生たちが、創作世界の神様となって繰り広げる「スーパー神話大戦」な物語。人間、神様になるっていうのには憧れるものですよね。ちなみに私は、人が神になるというと、映画の「北京原人」で丹波哲郎が「いよいよ人間が神になる。神になるぞぉーっ!」と絶叫していたのを思い出します。
おっと、そうそう、
触手もありますよ。
皆様は触手、好きですか? 私は好きです。とても。(H田)