『ペンギン・サマー』とTSUCHINOKO | 一迅社文庫編集部のブログ

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というわけで、『ペンギン・サマー』の裏話(というほど大層なものでもないですが)、あとがきで六塚さんも書かれている、「当初はUMAの話になる予定だった」というお話をします。


あれは昨年某日、京都市左京区某所で六塚さんと打合せをしていたときのことです。「どんな話にしましょうねえ」という所から話は始まっておりました。なかなか良いアイデアが出ず……、というところで、この時、私が着ていた服がこちら。
一迅社文庫編集部のブログ-ツチノコT
「ツチノコといえばヤシの木」という、理解に苦しむとしか言いようがないコンセプトの元に制作されたというトンチキなTシャツです。山高帽に微妙な流し目の表情が、見る人を思わずイラっとさせる事請け合いの逸品。"TSUCHINOKO"というロゴや、左下のグラスにもイラっとさせられますね。
それはともかく。

H「あ、私が今こんなの着てるからというわけでもないですが、UMAものなんてどうですかね?」
六「うーん、少年少女がUMAを探す物語、とかになりましょうか」
H「ツチノコとかだと、ちと普通ですかねえ」
ふと、会話がこういう流れになり、モスマン……スカイフィッシュ……チュパカブラ……ヒバゴン……ネッシー……バッツカッチ……、UMA話が続いて、フロリダ・ジャイアント・ペンギン に話が及んだ時のことです。

六「あ、それは行ける気がしてきました。山の中を歩くペンギン……。この線で行きます」

こうして、『ペンギン・サマー』が生まれたのです。どういう流れだ。


それと、タイトル、「ディファレンス・ペンギン」という案もあったことは先日書きましたが、実は編集部内での合議では「セルフ・リファレンス・ペンギン」「インディファレンス・ペンギン」「武装ペンギン」「鋼のペンギン術師」「やってきたよ、ペンギンさん!」などといった迷走にも程がある案も出ていたことを、この場を借りて懺悔しておきます。(H田)