前回からの続き・・・・第5話


「主幹事選定!」


2002年春、主幹事選定が始まった。実に名乗りをあげた証券会社は、6社にのぼった。

小職は、早速社内の根回しを実施した。手順は、アナリストレポートを手にアナリスト評価をヒアリングし、元々の紹介元である公開引受部の先輩に主幹事獲得の意思を伝え、公開引受部の受け入れ準備を依頼し、直属の上司に説明などして、社内奔走した。


小職のパターンは、会社側は小職が仕切り、社内を仕切ってくれる人を探し、その人と連携して、上場への道に載せて行くのである。

けっして、1人の力では到底、上場は至難の業である。


ある程度、社内の了解を得たあと、主幹事検討会議で味方になる人をみつけたら、会社の社長と面談させる。


実際、この会社もそうさせていたが、小職はそれに満足せず、公開引受部に円滑に繋ぐために、書類作成の手伝いも同時並行で、動いていた。


いよいよ社内会議の日が来て、普通にプレゼンしたが、意外にもあっさり通ってしまった。むしろ、必ず獲得するよう言明が出された。


類似会社が、ヤフーと楽天だったり、ITに精通する役員はいなかったので、アナリストのサポートで、決定したようなものだった。


早速、会社に訪問し社長に報告したが、意外な答えが返ってきた!


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続く・・・・こうご期待!!!


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