元証券マンのIPO日記 株ときどきFX -36ページ目
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IPOの現状

2003年4月以降、株式市場が上昇トレンドに入る中で、新興市場の状況ぶりはものすごくなり、IPO株(新規上場株)を中心に何倍増、何十倍増する銘柄が続出しています。

そして、IPO株投資によって、2~3年のうちに数千万円どころか数億円という資産を作り上げたという個人投資家の話も数多く聞かれるところとなりました。実際に私の友人も学生の時に数千万のお金を得ました。


よく例に出されるヤフー株のように何百倍になるのは20~30年に一度の銘柄といえますが、何倍、何十倍という銘柄であればIPO株の中から比較的よく出現します。


そのような爆発的な可能性を秘めているのがIPO株の特徴であり、そうした魅力をここ数年で多くの人が理解し始めたのだと思います。

IPO株には独自の値動きパターンやサイクルなどがあり、それに基づく独特の投資戦略があります。そのような知識を身に付ければ、ヤフー株の再来や公募株の入手とういう「来るか来ないか分らない幸運」を待たなくても、着実に利益を積み重ねていくことができる可能性があります。



IPO(新規公開株)とは

IPOとは?

「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させることを言います。
株式上場に際し、通常は新たに株式が公募されたり、上場前に株主が保有している株式が売り出されます。これら株式を証券会社を通じて投資家へ配分することをIPOといいます。
企業にとっては上場することにより、直接金融市場から広く資金調達することが可能となり、また上場することで知名度が上がり、社会的な信用を高めることができるため、近年株式の新規公開を目指す企業が急増しています。

投資家にとってはどのような魅力があるのでしょうか?

1.

取得に際し、手数料がかからない。
2. 上場後の株価が大きく飛躍している銘柄が多い。
3. 銘柄によっては上場後、数ヶ月の間に株式分割を行う企業が多い。
4. 公募価格(売出価格)は割安に設定される場合が多い。
5. 新興企業など歴史の浅い会社が多く、今後の業務急拡大が期待できる など。

特に昨今の株式市況の活況を背景に上場後、株価が大きく飛躍する例が多く、市場の注目を浴びています。

新規公開株(IPO)の注意点

1. 上場後、株価が一方通行でブレやすい。
2. 株価は居所を落ち着けるまで3-6ヶ月程度かかる。
3.

新興企業等歴史の浅い、規模の小さい会社が多く、バリエーションが把握しにくい など。



公募価格の決定方法


株式上場に際し、株価(公募価格/売出価格)を決める必要があります。現在、公募価格(売出価格)を決めるのに使われるのは2つの方式(ブックビルディング方式・入札方式)です。


BB(ブックビルディング)方式とは?

株価発見能力の高いと思われる機関投資家等からの意見をもとに価格帯(「仮条件」)を設定し、投資家に提示します。その後、発行会社は「仮条件」を基に投資家からの需要を把握し、市場動向にあった発行価格を決定します。

ブックビルディング方式は、入札方式に比べると、価格が高くなりすぎるのを防ぎやすいといわれています。最近はほとんどがブックビルディング方式で決められています。


入札方式とは?


投資家が希望購入価格で申込みを行い、その状況に基づいて発行条件や発行価格を決定するというものです。株式取得のための投機的な入札によって、人気銘柄の発行価格が非常に高くなってしまうことがあります。

IPO クックパッド (2193) ロックアップとVC保有割合

上位2名の大株主(社長及び役員)に上場後180日間のロックアップ(ただし発行価格の2倍まで)がかかっています。


両者の持ち株比率を合わせると、92.2%にもおよびます。3位以下の株主となると比率1%台となり影響力はごく小さいでしょう。また株主の名前をみても、三菱UFJ銀行と野村證券以外は全て小口の個人名です。VCの影すらない株主構成となっていて、需給面は非常に良いと思います。



IPO クックパッド (2193) 概要

上場日: 7/17   

BB期間: 6/30~7/6
事業内容: 料理レシピ投稿・検索サイトの運営、

       企業向けマーケティング支援サービス及び有料会員サービスの提供
公開株数: 31.7万株/100株単位 想定価格:
8500円
幹事: 野村證券(主幹事)
      三菱UFJ証券  いちよし証券  マネックス証券
      SBI証券      髙木証券    みずほ証券


事業内容


料理レシピ投稿・検索サイトの運営を行っており、キャッチフレーズは『日本最大の料理サイト』とわかりやすい内容です。また、マザーズのネット系、厳密な類似上場銘柄なし(初モノ)と人気化の素質はかなり高そうです。基本的に無料ID登録で誰でも、レシピ閲覧と投稿が可能なシステムであり、コミュニティ・SNS・クチコミ交流型・ハウツー等の要素があるサイトでもあります。そして収益の元は、高いPV・集客力に基ずくマーケティング支援と広告事業です。会社の設立は平成9年、直近の従業員は44人。


売上等の推移


売り上げ:約2.5倍→約2.1倍  経常利益約2.6倍→約2.8倍  とネットベンチャーらしい急成長を続けており、素晴らしいの一言です。
会社側予想のEPSは約278.1円を予想しています。想定価格8500円ベースの予想PERは、約30.5倍となります。成長性の高さやネットの勝ち組銘柄として見れば、まず妥当な価格設定と言えるかも知れません。



想定価格と市場吸収額


公開株数は、31.7万株(=3170枚)で、公募15.8万株、売出し15.9万株の比率には問題なし。ただ、吸収金額は26.9億(最大27.8億)と新興IPOとしては大きくなります。今年のIPOでみても、大幸薬品(28億)に次ぐ今年3番目の上場規模になります。ただ、ここまでの人気化要素が揃っていれば、足元の地合い好調もあり、重荷というほどではありません。



IPO クックパッド (2193) 東証マザーズ 新規承認

  クックパッド (2193)


 上場日     7/17


 BB期間   6/30~7/6


 事業内容: 料理レシピ投稿・検索サイトの運営、

      企業向けマーケティング支援サービス及び有料会員サービスの提供


 公開株数: 31.7万株/100株単位 想定価格:8500円



    野村證券(主幹事)  三菱UFJ証券  いちよし証券  マネックス証券


     SBI証券      髙木証券    みずほ証券

 幹事
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