そこには既に何人か来ていた。
今来たのか、ずっといたのかわからないけど、妙に部屋に馴染んでいた。

部屋の中は薄暗くて誰がいるのか確認できなかったが、だんだん目が慣れてきたら、取巻き2人と大徳がいるのがわかった。

「座れよ…タバコすっていいぞ…」

と大徳が言った。

「あぁ、うん…」

初めて話した。
迫力が違う…

話したり、タバコを吸ったりしていると
溝口が…

「そろそろ行くか…」

ん、なんだ?どこに?

「ほら」
と軍手を渡された。

「これもな…」
プラスのドライバーだった…

時間は0時を少しすぎたころだったと
思う。

その場にいた5人は夜の闇の中に吸い込まれるように入っていったんだ…



欠格が始まったのは去年の11月26日。
7ヶ月が過ぎた~

欠格1年だったら、すぐだね^ ^
やっぱり2年は長いな~(-_-)
チャイムがなり、しばらくすると
そいつは校庭側のフェンスの隙間から出て来た。

「久しぶりだな~元気だった?どうする?」

と人なつっこい笑顔を見せた。

これは
何してるのか?
ではなく
何しようか?
と言う言葉なのだ。

僕は暖かい気持ちになった。

そいつが友達の所に行くと言うので
ついて行く事にした。
何人か集まっていた中に入って行ったけど違和感はなく、むしろ居心地がいい場所だった。

でも、そこは明らかにその中学の中心部であることがわかった。
その日から、僕の中心部にもなっていった。


「夜暇か?遊びに来いよ」
と声をかけてきたのはアフロ頭の溝口だった。
僕は
「あぁ、わかった」
とだけ答えた。

こっそりと抜け出し10時頃に溝口の家についた。
歩いて10分位の所にある木造平屋の古い家だ。
正面玄関の脇を入って行くと、別の玄関があり、入ると10畳位の部屋がある。
当時流行った、クリームソーダやペパーミントの雑貨や小物、エレキや、どっかで拾って来たような、首の動く大きな人形、看板プレートなんかが、所狭しと並べられている。

甘いムスクの匂いがする部屋だった。