3月31日、だらすこ工房敷地内に桜を寄贈します。
「だらすこ工房」と「くる美人」は「HIT企業支援プラン」に昨秋より選定され活動をされておりましたが2月末で支援が切れ、3月からは両工房が「のだ千年の松グループ」として一つになり活動を続けられる事になりました。
野田村に桜寄贈の労を取って下さった苫屋の坂本久美子さんがこのグループのリーダをされています。
2月末、野田村を訪問した折りに苫屋に伺い、「だらすこ工房」の代表をされております大沢継彌さんと昼食をご一緒しました。。お父さんから引き継いだ静かな山中にある仕事小屋を被災した方々に解放し、津波で倒れた松を村から譲り受け、いろいろな木工品を作っておられます。 写真はお仲間と。
お仕事の手を休めて、写真に収まって下さいました。 皆さん、パワフルです!

素敵な作品が飾ってありました

この広い敷地には太陽光発電を設置するそうで、足場が出来ておりました。 グループ代表の坂本さんから「ここを皆の憩いの場所にしたいので桜を植えて下さい」とのお願いがありました。 桜を植えるには日当たりも良く、
土壌も適しているようでしたので、その場で寄贈する約束をして来ました。
3月31日には小田村長の参列の下、太陽光発電の完成式もあり桜はその記念に植樹されます。 ほんの10本(花笠)ですが成長するときっと美しい事でしょう。
それよりも、大沢さんの桜に対する情熱が立派でした。この方だと責任を持って育てて下さると確信をして寄贈を決めました。

この広い敷地に桜が植樹されます。
中央奥手には太陽光発電の骨組みが

のだ千年の松グループ2月10日に行われた活動報告会のパンフです


下記に代表の坂本さんの文章を掲載させていただきます。
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「のだ千年の松」グループについて 坂本久美子
昭和8年の大津波の後、野田村の海岸には村民の手で約1万本の黒松が昭和10年から3年がかりで防潮林として植えられました。千年に一度の大災害といわれた平成の大津波。
その松林は、2011年3月11日の東日本大災害で村を守って倒れ、今では数えるほどしか残っていません。
野田の黒松の復活を目指して、”だらすこ工房”と”くる美人”は一つのグループとして協力していきます。
千年後の子供たちを守るため、ふたつの工房は売り上げの一部をその活動に寄付することにしました。
次ぎの苗木を購入する目的だけでなく、今回の震災そのものと、復興してゆく被災地の姿と、被災者たちの勇気とを風化させずに伝え残していくためのものでもあります。
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とても素敵ですね。
イピル・イピルの会も桜の成長とともに復興していく街や人々を支援し続けたいと思っています。