~~~~バニャルカ~~~~

バニャルカを訪問した3月17日は半日しかなく、大急ぎでの植樹と
植栽地の視察をしました。
植樹は党首・ドディック氏の母校である農業高校に半数を植樹いたし
ましたが裏庭の植栽地は大木の下で桜にとって良い条件ではありません
でしたので、植栽地の変更をお願いしました。
また、職人の植え方が指導に沿っておらず植え直しをお願いしました。

2006年に植樹した農業大学の桜は昨年待した程の成長が見られず
非常に残念でした。ハイウェー近くの中央分離帯の桜並木は約70本
が成長しており、今後が楽しみです。

また、2006年に病院から移植された高等学校校庭の桜は成長し沢山
の蕾をつけており、皆感激。

夜は市の食事の接待を受け、担当官のお世話でおご馳走になりました。
夕食後は私立の日本語学科の生徒さん達と交流。自己紹介、日本食の話、
折り紙などで楽しいひと時を過ごしました。
このグループが現地の桜プロジェクトのボランティア活動をしてくださる
ことになりました。

翌18日はコソボ独立を日本政府が承認。「危険性あり」との要請で急遽
ツズラ市へ移動する事になってしまいました。

18日のバニャルカ地方は雪。信号で止まっているとサラエボナンバー
のバスを見て地元の警察官が乗り込んで来たので、一瞬何事かと思いきや、
「職場まで乗せて行って」と道案内(自分の目的地へ)しながら、
「何のために此処に来たのか?」と尋ねていました。
「平和を願って」桜を植えて歩いているのだと運転手さんが話してくれて
いたとのことです。宣伝をして貰い嬉かってです。

ツズラへ向かう途中、現地ボランティアのスザナさんのご両親が経営する
レストランで休憩。沢山のご馳走を頂きました。「スザナさんのお父さん、
お母さん、有難う。」