「機動警察パトレイバー」日本テレビでTV放映されていた頃、ぼくはまだ11歳。あー、懐かしい。
時事問題を随所に散りばめたストーリーは、小学生でもぐっとくる仕上がりでしたね。
特に、レイバーを動かす基本OSなど、重電メーカーによる開発背景がけっこう詳細でした。
おかげで、僕自身、メーカー勤めを経験した際、けっこう開発者と運用者の間で、
彼らの想いが理解できた。
劇場版2本作は、
ちょうどPKO派遣問題が、討議されていた頃で、
第一次湾岸戦争が終結し、日本が戦争に対して、どう関わっていくのか、が語られていた時代です。
日本がとるべき態度は、
1)資金援助による支援なのか
2)後方支援なのか
3)事後支援なのか
国会で討議されるも、議員も国民も彼岸での戦火に現実感を持つことができなかった。
だからこそ、本作では、東京を舞台に「虚構の戦争」を演出し、
日本の平和が軟弱な地盤の上にしか存在しないことを示したのでしょうね。
押井監督は、作風的にも、反保守的な社会観を持ちながらも、
戦車、戦闘機、兵士など、国家機能が持つ治安維持機能と暴力性をテーマとする部分が多い。
その点では、宮崎駿と類似している。
ただし、宮崎が大地を基本テーマに置いているのに対し、
押井は、都市を一貫したテーマとしている。
その点で、アニメなのにリアリティを感じながら見れちゃう作品。
そのほか、当時のトピックで言うと、
1)シビリアン・コントロール
2)対都市テロリズム(オウム事件)
3)温暖化現象(作中では、バビロン・プロジェクトで具現化)
など、興味深いポイントを多々示してくれる作品。
P.S. なんで今、パトレイバー?
朝起きたら、ケーブルテレビでやっていたから…