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iPhoneのパスワード忘れは、意外と多くのユーザが見舞われるトラブルのひとつです。パスワードを忘れてしまうと、普段のスマホ生活だけでなく、データのバックアップや初期化、譲渡、売却といった幅広いシーンで支障が出る可能性が高まります。また大変デリケートなiPhoneに突然の故障トラブルなどが生じやすい実情を考えると、こうした状況下で今の自分に必要なパスワードをスムーズに入力できるようにしておくことも、欠かせない心掛けとなるでしょう。

非常に種類の多いiPhoneのパスワード
iPhoneには下記のとおり、非常に多彩なパスワードが設けられています。
iphoneのパスワード一覧
- ・iPhone本体のロック解除用パスコード
- ・iPhone本体の機能制限解除用パスコード
- ・Apple IDのパスワード
- ・iCloudのパスワード
- ・完全バックアップ時の暗号化パスワード
これだけ多くの設定をしている端末でパスワードを忘れた場合、ネットなどを使っても今の自分に適したトラブルシューティングが見つけにくい実態があります。また上記5種類のパスワードを混同していると、買取専門店や修理業者に問い合わせをする際に、自分の状況を上手く相手に伝えられないトラブルに見舞われることもあるようです。
iPhoneにこれだけ多くのパスワードが必要な理由とは?
これだけ多彩なパスワードが存在する背景には、iPhoneを開発するAppleが端末内の個人情報や機密情報の流出や漏洩防止に力を入れている理由が大きく関係しています。これだけ多くのパスワードが設定されていれば、紛失や盗難などにより大事なiPhoneが第三者の手に渡ってしまっても、端末内のデータは守られる可能性が高いです。
また2016年に発生した犯罪捜査をめぐるFBIとApple社との対立事件から考えても、このメーカーにおけるお客様のデータに対する姿勢がパスワードの多彩さ・豊富さにつながっていると言えそうです。
今回は、種類の多さでもユーザを悩ませる上記5つのiPhoneパスワードについて、それぞれの特徴や役割と忘れてしまったときの対処法を徹底解説していきます。
iPhone本体のロック解除用パスコード
購入直後、設定直後のiPhoneで多く生じるのが、「パスコード」と呼ばれる本体ロック画面を解除する4~6桁のパスワードを忘れてしまうトラブルです。このパスワードの入力ができなければ、いつまで経ってもiPhoneのホーム画面にたどり着けない形となります。またたて続けに6回の入力ミスをした場合は、ロックアウトという機能により「iPhoneは使用できません ◯分後にやり直してください」というメッセージが表示されてしまうため、注意が必要です。
iTunesのデバイス消去からパスコードを削除する
パスコード忘れが生じたときには、iTunesによるデバイスの消去もしくはリカバリモードによる初期化をおこなうしかありません。過去に一度でもバックアップをとったことのあるiTunesとパスコードを忘れた端末の同期をおこなうと、デバイスの復元により古いバックアップ情報からデータを戻せます。
リカバリモードを使ったパスコード削除
過去に一度もiTunesとの同期をしたことがない場合においても、iTunesの入った何らかのパソコンにiPhoneを接続してリカバリモードと呼ばれる初期化をする必要があります。この方法を選択すると、iPhone内のデータは消えてしまいます。
- 1. iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを開く
- 2. iPhoneを接続したままの状態で、強制的に再起動をする(iPhone7シリーズの場合は、音量ボタン(下)とサイドボタンを同時に押し、リカバリモードの画面が出るまで押し続けます)
- 3. 「アップデート」または「復元」のオプションが表示されたら、「復元」を選択してください
- 4. iTunesでデバイスのソフトウェアダウンロードが始まります
- 5. このステップで15分以上かかった場合は、リカバリモードが終了するため、2~3の流れをもう一度繰り返してください
- 6. 復元が完了するまで、しばらく待ちます
- 7. 復元終了語、デバイス設定をすればiPhoneの使用が可能です
ちなみに上記手順の「2」で押すボタンは、iPhoneやiPadのシリーズによって異なる実態があります。そのため、リカバリモードにする際には作業開始前に強制再起動に使うボタンの確認をしてください。
iPhone本体の機能制限解除用パスコード
お子さんなどが専用で使うiPhoneの機能を制限するための機能制限解除用パスコードを忘れたときにも、基本的には前述の本体ロック解除用パスコードと同じようにiPhone本体のリセット(初期化)で対応する形となります。ただし下記のようにある条件が整った場合は、iPhoneの初期化をしなくても機能制限パスワードだけの解除ができるケースもあるようです。
忘れてしまった機能制限パスコードはどんなときに解除できる?
iPhoneの機能制限パスコードは、下記3条件を満たしたときに解読できるとされています。
- ・iTunesの入ったパソコンがある
- ・バックアップデータに暗号化パスワードがかかっていない
- ・iPhoneのバックアップデータの内容を表示できるソフトがある
iPhoneの機能制限パスワードにおける注意点
お子さんに有害とも言える機能を制限するために用いるこのパスワードは、勝手に解除されないことが理想となります。また親御さんの知らないところで勝手に解除されたiPhoneを使ってお子さんが有害サイトなどのトラブルに巻き込まれないようにするためには、バックアップデータの暗号化をきちんとおこなっておく必要があると言えそうです。
Apple IDのパスワード
Appleの全サービスで共通して使えるApple IDは、さまざまなシーンでパスワード入力が求められるアカウントです。例えば、App Storeで新アプリのダウンロードや買い物をするときにも、必ずアカウントとパスワードを使ったサインインが必要となります。またこの他には、iCloudへのサインインやiTunes Storeでのショッピングなどでも、AppleIDを使う仕組みとなっているようです。
AppleIDのパスワードを忘れたとき、どうすれば良い?
このパスワードを忘れてしまった場合は、AppleIDのメールアドレスを使ってパスワードのリセットをおこなう形となります。ただし、リセットの方法はiPhoneユーザが選択した下記のセキュリティ設定によって変わってきますので、作業時には注意が必要です
- ・メール、パスワード、セキュリティ質問
- ・2ファクタ認証
- ・2ステップ認証
メール、パスワード、セキュリティ質問
最初にチャレンジしていただきたいのが、AppleIDのアカウント管理ページにアクセスをして、下記の流れでパスワードのリセットをおこなう方法です。
- 1. AppleIDアカウントの管理ページを開きます
- 2.「AppleIDまたはパスワードをお忘れですか?」をクリックしてください
- 3. ここで電話番号の確認画面が表示されたときには、後述する「2ファクタ認証の手順」で対処をする必要があります
- 4. AppleIDを入力します
- 5. パスワードリセットのオプションを選択した上で、「続ける」を選びます
- 6. パスワードリセット方法を選択します
- 7. リセットが完了したら、新しいパスワードでのサインインが必要となります
2ファクタ認証
AppleIDの2ファクタ認証を有効にしていたときには、信頼しているApple製品のデバイスと有効にしてあるパスコードを使い、下記の流れでリセットをする形です。
- 1. iPhone、iPod touch、iPadのいずれかでリセットをするときには、まずデバイスにiOS10以降が搭載されていることを確認します
- 2. 「設定」をタップしてください
- 3. 「ユーザ名」→「パスワードとセキュリティ」→「パスワードの変更」の順でタップをおこない、画面案内のとおりにパスワード変更をおこないます
iOS10.2以前のデバイスを使うときには、「iCloud」→「ユーザ名」→の流れで画面を進めていくようです。ちなみに上記の手順で上手くパスワード変更ができないときには、iCloudへのサインインをおこなっていない原因が考えられます。
2ステップ確認
2ステップによるAppleIDのパスワードリセットは、下記の流れでおこないます。
- 1. AppleIDのアカウント管理ページにアクセスをして、「AppleIDまたはパスワードをお忘れですか?」をクリックします
- 2. AppleIDを入力後、パスワードリセットのオプションを選択した上で、「続ける」を選んでください
- 3. 2ステップ確認の復旧キーを入力します
- 4. 信頼済みとなるiPadやMac、iPod touchなどのデバイスを選択してください
- 5. デバイスに確認コードが送られます
- 6. 届いた確認コードを入力します
- 7. 新パスワードの作成後、「パスワードをリセット」を選びます
- 8. リセットの完了後、新パスワードでのサインインを求めるメッセージ画面が表示されます
iCloudのパスワード
iPhoneのバックアップに欠かすことのできないオンラインストレージのiCloudは、AppleIDのアカウントとパスワードを使ってサインインする仕組みです。そのため、パスワード忘れでiCloudを使えないときには、前述の3方法のいずれかを使ってAppleIDのパスワードをリセットしてみてください。
完全バックアップ時の暗号化パスワード
最後にご紹介する完全バックアップ時の暗号化パスワードは、iTunesを使ってデータの複製をつくるときに設定できるものです。
暗号化でバックアップできるデータ
パスワードを用いた暗号化を選択すると、下記4種類のデータもバックアップできる形となります。
- ・iPhone内に保存された各種パスワード
- ・Wi-Fi設定
- ・ヘルスケアデータ
- ・Safariなどのサイト閲覧履歴
iTunesにおける暗号化のパスワードを忘れた場合、どうなるの?
iOS10以前の端末でiTunes暗号化のパスワードを忘れた場合、バックアップ情報の復元や、バックアップ暗号化の機能をオフにすることもできなくなります。これに対してiOS11以降では、下記の流れでパスワードのリセットや新しいバックアップデータの作成がおこなえる形となっているようです。
- 1. iPhoneで「設定」→「一般」→「リセット」の順でタップしていきます
- 2. 「すべての設定をリセット」をタップした後、iOSのパスコードを入力してください
- 3. この作業をおこなうと、暗号化したバックアップのパスワードだけでなく、ホーム画面のレイアウトや壁紙設定、ディスプレイの明るさなどもリセットされてしまいます(ユーザデータやパスワードへの影響はありません)
- 4.iPhoneをiTunesの入ったパソコンにもう一度接続し、暗号化したバックアップデータを新たに作成してください
まとめ
おこなう作業によってパスワード忘れ時の対応も大きく異なるiPhoneの場合、自分の設定したパスワードやパスコードの番号や違いをしっかり覚えておく必要があります。また全てに同じ番号などを使ってしまうと、紛失や盗難被害に遭ったときに第三者から簡単にロック解除などをされやすくなりますので、多少面倒であっても他人にわかりにくいパスワードを設定する心掛けもiPhoneのセキュリティ対策として必要となるでしょう。
