最後のセンター試験、大きなトラブルなく終了/センター試験 受験生を痴漢から守れ! 「#withyellow」
最後のセンター試験、大きなトラブルなく終了
最後の大学入試センター試験が終わりました。大きなトラブルは確認されなかったということです。
2日間にわたって行われた大学入試センター試験が終了しました。
大学入試センターによりますと、18日、埼玉県の会場で受験生1人が試験中にスマートフォンを起動する不正行為が確認されたということです。受験生は「分からない問題があったので、スマホで検索しようとした」と話していて、全教科が無効となる処分を受けました。
また、公共交通機関の乱れなどで東京や愛知の合わせて4つの会場で、受験生206人の試験の開始時刻が繰り下げられるなどしたということです。
来年からは、センター試験に代わり「大学入学共通テスト」が導入されます。
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最後の大学入試センター試験が終了 来年から共通テストへ
今回が最後となる大学入試センター試験は19日終了しました。来年からは、思考力などをより重視した「大学入学共通テスト」に切り替わります。今回で最後となる大学入試センター試験は、全国689の会場で19日までの2日間行われ、50万人以上が受験しました。
大学入試センターによりますと、18日埼玉県の会場で、受験生1人が、地理歴史・公民の試験中にスマートフォンを使っているのが見つかったということです。
受験生は、「わからない問題を、検索しようと思った」と話したということで、試験結果はすべて無効とされました。
平成2年に始まったセンター試験は、来年から、「大学入学共通テスト」に切り替わります。
出題方法はこれまでどおり、マークシート方式が維持されますが、思考力や判断力などがより重視される見通しです。
今回のセンター試験でも、国語の漢文で、漢詩の中に表現されている情景を、4つのイラストの中から、正しく読み取らせる問題などが出されました。
今回の試験について、大手予備校の担当者は、「知識の必要性や、難易度は変わらないが、共通テストを意識したような思考力が問われたものも、一部でみられた」と分析しています。
文部科学省は、導入を見送った英語の民間試験と記述式問題について、今後1年をめどに検証委員会で議論することにしています。
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センター試験 受験生を痴漢から守れ!
18日から始まった大学入試センター試験にあわせ、時間に遅れることができない受験生を痴漢から守ろうと呼びかけるイベントが、東京 渋谷で開かれました。
このイベントは、痴漢の被害などを登録するアプリを開発したITベンチャーが初めて企画したもので、会場となった東京 渋谷にはおよそ50人が集まりました。
会社によりますと、受験シーズンになるとインターネット上で試験時間に遅れることができない受験生をねらって痴漢を呼びかける悪質な投稿が相次ぐということです。
参加者は、「痴漢は軽いことじゃない。犯罪です」とか、「痴漢をしているあなたたちをみんな見ています」などといったメッセージを紙に書いて掲げました。そして、周囲の人が痴漢を目撃したら傍観せずに助けたり通報したりすることが大切だとして、目立ちやすい黄色いものを身につけて電車などに乗り込んで、受験生を見守ろうと呼びかけました。
この会社では、「#withyellow」というハッシュタグを使って、こうした運動をSNSなどで広げることにしています。
参加した男性は、「自分は関係ないと思うのではなく、こうした運動を通じて社会問題として考えてほしい」と話していました。
イベントを企画した片山玲文さんは、「痴漢は多くの人がいる場で起きている。見て見ぬふりをせずに、何かできることを考えるきっかけになってほしい」と話していました。
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最後のセンター試験、大きなトラブルなく終了/センター試験 受験生を痴漢から守れ! 「#withyellow」
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