【米誌】世界人気都市ランキング 2年連続で京都が1位
アメリカの大手旅行雑誌が発表した世界の人気観光都市ランキングで、京都が2年続けて1位になりました。
このランキングは、アメリカの大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」の読者投票によって決まったものです。世界の人気都市ランキングで、京都が日本の都市では唯一トップ10入りを果たし、1位に輝きました。京都の1位獲得は去年に続き2年連続となります。この結果を受け、観光庁と京都市が会見を開き、喜びを語りました。門川京都市長は、「感無量であり、京都の観光振興のために、ご理解ご尽力いただいたすべての市民の皆様に御礼申し上げます」と述べました。観光庁は、「日本の魅力の象徴が1位になったことで、日本全体の評価が高まる」としています。また、「今後も自治体などと協力してプロモーションしていきたい」と話しています。京都が「2連覇」の報せに、修学旅行生は、「(Q.京都が世界1位になった)うぉ?すごい」。京都市民は、「うれしいですよ。京都の人間としては。東京にも住んでましたけど京都の方が落ち着く。時間の流れが違う」。鹿児島から来たカップルは、「新婚旅行で来たんですけど(京都を)選んでよかった。みんな優しい」。アメリカから来た人は、「京都はいいね。とても美しい。東京より京都の方が英語が通じる」。ベトナムから来た人は、「(Q.京都のどこが好き?)景色がすごくきれい、文化も。食べ物もおいしいし」などと話しています。
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<人気観光都市投票>京都市世界一に歓喜 「日本全体への評価」 地域活性つなぐ課題も /京都
米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」の読者投票で、京都市が7日、2015年の世界の人気観光都市ランキングで2年連続1位に選ばれた。市当局は歓喜に沸いたが、8日開かれた市議会では地域経済の活性化や市民生活の向上にどうつなげるのか、と今後の課題の指摘が相次いだ。
門川大作市長は8日午前、東京の国土交通省で久保成人観光庁長官と記者会見し「2年連続世界一。京都のみならず日本全体への評価だ」と喜びをあらわにした。
一方、この日開かれた市議会経済総務委員会でも与野党委員から「2年連続世界一は喜ばしい」との声はあがりつつも、外国人観光客のマナー対策や市内小売店の売り上げ増、安定雇用創出にどうつなげるのかとの質問が続出した。
マナーについて、高畑重勝観光MICE推進室長は「新しい英語と中国語のパンフレットをまもなく発行できる。マナー啓発に努める」と答弁。また経済活性化について、村上圭子産業観光局長は「課題は伝統産業の『本物』をいかに買ってもらうかだ。来ているお客様にいかに売るかが次のステップ」と答弁し、伝統産業業界に依頼し工房見学ツアーをするなど対策を進めると説明した。
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