全国健康保険協会は9日、中小企業の従業員らが加入する同協会管掌健康保険(協会けんぽ)の2012年度決算が3104億円の黒字になったと発表した。単年度収支の黒字は3年連続で、保険料率(全国平均)の10%への引き上げなどで保険料収入が増えたほか、医療費の伸びが例年に比べ小さかったことが要因。準備金残高も前年度から3103億円増の5054億円となった。 ただ、試算では、国庫補助率などを現行通りとした場合、準備金は15~16年度に枯渇する見通し。協会は「赤字構造は変わっていない」として、公費負担拡充などの制度改革を求めている。