東京電力福島第1原発1~3号機から外部に放出された放射性物質は炉内に元々あった量の2%程度との分析を、経済産業省原子力安全?保安院が14日、公表した。今後さらに精査し、事故原因の解明や対策に役立てる。【福島第1原発】周辺の累積線量を見る 圧力容器内で沈着する放射性物質や蒸気の放出(ベント)、格納容器からの漏れなどを考慮して実施した。 その結果、東日本大震災で原子炉が停止する前にはヨウ素131が610万テラ(1テラは1兆)ベクレル、セシウム137が71万テラベクレルそれぞれ炉内にあったと算出。このうち放出されたヨウ素131は2%の13万テラベクレル、セシウム137は0.9%の6100テラベクレルだった。保安院は「原子炉格納容器の一部が壊れた2号機からの放出が最も多いのではないか」としている。 また保安院は同日、3号機の圧力容器のふたと本体の接合部付近の温度が、12日には170度だったが、14日には254度に上昇したと発表した。計器故障の可能性もあるが、西山英彦審議官は「監視が必要」としている。 このほか、保安院は余震などで炉内や使用済み核燃料プールへの注水が中断しないよう、予備タンクなどを整備する方針を示した。【関東晋慈、足立旬子】【関連記事】 【福島第1原発】最悪レベル7 チェルノブイリに並ぶ 【福島第1原発】東電社長「放射線封 じ込めに時間」 【政府が】福島第1原発:飯舘村に避難要請 1カ月以内 【ニュースがわかる】原発被災