楽園のカンヴァス
MoMAのアシスタントキュレーター(学芸員)に1通の手紙が届く。
とある大富豪が個人所有しているアンリ・ルソーの作品の真贋を
判定してもらいたいとの依頼内容だ。
心躍らせて極秘に訪問すると、そこにはもう1人の判定者がいた。
判定の材料として許されたのは7章からなる物語のみ。
1日に読めるのは1章のみで、最終章の7日目に判定することを
大富豪から言い渡された。
しかも、納得がいく内容の判定者にはその絵画の所有権を譲るとも。
ルソーを愛して止まない2人の判定者はどのような判定をするのか。
以下、感想。
ルソーの作品は美術の教科書で見たことがある程度。
絵画自体が素人なオレでも美術史としては分かりやすく読めた。
もちろん、この本は単なる美術史ではなくミステリーだ。
現代の人間模様も面白い上に、ルソーやピカソの時代の話も
とても興味深く、余韻が残る作品だった。
