ファミリー・シークレット
柳美里著「ファミリー・シークレット」を読み終えた。
幼年期の頃に受けた虐待がトラウマとなり、親となった今
自分の息子へ虐待を再演化してしまう作者。
それを打破するためにカウンセリングを受けることを決意する。
そのカウンセリングの様子や作者の心にしまっておいた過去と
向き合う作業を描いたノンフィクション作品です。
子供にとって、家庭は安らぎの場である。
しかし、虐待を受ける子供にとって、その家庭は恐怖の象徴となる。
そんな環境は想像さえもできない・・・。
そして、最後の章は涙が溢れてきた。
13ページしかないにも関わらず、ページを捲ることがとても辛かった。
あの感情は何なのだろう。
悲しみや哀れみとは違う何か。
それは、オレがこれまで経験したことがない感情に違いない。
とても衝撃的な作品だった。