「親父さん目が覚めたのに、どうしてお見舞い行ってあげないんですか?」 と事務員さん


わたし、呼ばれるまでは、絶対に行きません。

冷たい!と言われても。


わたしが行くと、

逆に「ジュニア(息子)に何かあったんか!」と心配かけるから

そして何より今の自分の姿、見せたくないはずだから。


7年前、わたしが入院したときから親父さんよく言ってた

「あれを乗り越えたお前に弱音吐かれへん!」

「女で380針縫って、それでも笑顔で頑張ってる奴おるんや!

そやから、負けたらあかんのや!」


負けず嫌いで

「病気や怪我のことでお前には負けられへん!」と言ってた人だから


お見舞いに行くということは、たぶん自己満足で終わる。


わたしだって行きたい。


でも、今は行かない。


すっごく豪快な人だけど、人一倍繊細な人で

わたしの入院・手術もすっごく心配して

術後すぐ病室に来て

「お~病人のお前も、ええのぉ~」と笑わせてくれて


退院したとき

「最近は冬でも半袖着るの流行ってるから、ジャケット脱いだときに・・・」と

これをさりげなくプレゼントしてくれた。

後で聞いたら、「肌に優しくて、軽いものを」と

何軒ものお店を探し回ってくれたって


そんな本当の優しさを持った人だから


今行くと、泣きそうだし そしたら親父心配するだろうし。


だから、こっちもさりげなく、

「あれ?親父今まで何してたん」と言ってやるんだ!