こんにちは!立体美容外科です![]()
輪郭手術をする際、
デザインや結果も大事ですが、
手術中に必ず使われる
麻酔も重要だと思います![]()
今日は輪郭手術の話題ではなく、
手術の際に使用される
静脈麻酔剤について
お話ししようと思います![]()
![]()
美容整形手術を含む
さまざまな医療処置で
睡眠麻酔が使用されますが、
一部の患者さんは
麻酔がうまく効かない、
または予想より早く目覚める
ことがあります。
なぜこのような違いが生じるのか、
どのような要因が関与しているのか
について詳しくご説明いたします![]()
静脈麻酔は全身麻酔とどう違うのか?
静脈麻酔が広く使われるようになったのは
2000年代後半からです。
それ以前は、
目や鼻の手術は
局所麻酔で行われることが多く、
少し大きな手術は
全身麻酔で行われていました。
静脈麻酔は、
患者を眠っているような状態に導き、
手術や処置中に感じる不安や
痛みを最小限に抑える麻酔方法です![]()
通常意識が完全に
遮断されるわけではないため、
患者は自発呼吸が可能であり、
医療スタッフの指示に
反応できることもあります![]()
このため回復が早く
安全性が高いため、
比較的簡単な美容整形手術、
内視鏡検査、
歯科治療、
一部の整形外科手術などで
広く使用されています![]()
一方全身麻酔は
患者の意識と感覚を完全に遮断し、
手術中に全く痛みを感じないようにする
麻酔方法です![]()
全身麻酔では
患者が自力で呼吸できないため、
人工呼吸器を使用し、
血圧や脈拍を継続的に
モニタリングする必要があります。
主に心臓や脳などの
重要な臓器の手術や、
長時間にわたる手術で用いられます。
静脈麻酔と全身麻酔は
目的や方法が異なるため、
患者の状態や手術の種類に
応じて最も適した麻酔方法が選ばれます。
それでは美容外科で静脈麻酔を行う際に
使用される薬について見ていきましょう![]()
プロポフォール(Propofol)
おそらく最もよく聞いたことのある
薬ではないでしょうか?
プロポフォールは、
最も広く使用されている
静脈注射型の麻酔薬であり、
効果が速く現れ、
目覚めるのも非常に早いのが特徴です。
注射後、
数秒以内に鎮静効果が現れ、
麻酔から目覚める時間が短いため、
術後の回復が早いというメリットがあります![]()
プロポフォール単独使用の限界
しかしプロポフォール単独では
痛みを抑える効果が十分ではないため、
痛みを伴う手術では
他の薬剤と併用されることが多いです。
薬理学的には
3~10分程度の短時間作用のため、
高濃度で維持しなければ
手術中に痛みを感じることがあります![]()
そのため最初に
高用量のプロポフォールを投与し、
必要な部位に局所麻酔を
施してから手術を進めるのが一般的です。
プロポフォールの依存性について
プロポフォールと聞いて多くの方が
依存性を思い浮かべるかもしれません。
1992年にプロポフォール依存症のケースが
初めて報告されて以来、
その中毒性についての研究が進んできました。
プロポフォールが依存を引き起こす原因はドーパミン(Dopamine)にあります。
ドーパミンとプロポフォール依存
ドーパミンは中枢神経系に存在する
神経伝達物質の一つで、
行動・動機づけ・睡眠・気分・認識・学習・注意力
などに影響を与えます。
プロポフォールは、
脳の側坐核(Nucleus accumbens)で
ドーパミン濃度を増加させ、
この部位は報酬系において
重要な役割を果たしています。
その結果、摂取した薬物に対する耐性が生じ、
この反応はアルコールや他の薬物依存症にも
共通して見られるものです。
プロポフォールの使用に対する
慎重なアプローチ
プロポフォールを投与された患者は、
痛みを感じることなく、
すっきりとした目覚め を経験します。
一般の人々はその感覚に
強い関心を持つことは少ないですが、
依存性が生じやすい人は、
プロポフォールを繰り返し使用することで
中毒になる可能性があります。
したがってプロポフォールの使用は
慎重に行う必要があります。
ケタミン(Ketamine)
ケタミンは強力な鎮痛効果を持ち、
特有の解離性麻酔作用を示します。
つまり患者は
周囲の環境から
切り離されたような状態を経験し、
鎮静効果と鎮痛効果を
同時に得ることができます。
プロポフォールとの併用
前述のプロポフォールには
鎮痛作用がないため、
多くの美容外科では
プロポフォールとケタミンを併用
することが一般的です。
プロポフォールと併用することで、
✅ 麻酔の効果がより安定 し、
✅ 特に低血圧の患者や、
プロポフォール単独では
効果が不十分な患者に有用です。
しかし一部の患者では
幻覚症状を引き起こす可能性があるため、
注意が必要です![]()
ケタミンの副作用
ケタミン使用後、
以下のような軽い副作用が現れることがあります。
⚠ 軽い頭痛やめまい
⚠ 眠気
⚠ 唾液の分泌増加
⚠ 吐き気
これらの副作用が頻繁に発生する場合は、
ケタミンの使用を
慎重に検討する必要があります。
ミダゾラム(Midazolam)
ミダゾラムは
ベンゾジアゼピン系に分類される
鎮静剤であり、
睡眠を誘導し、
不安を軽減する効果があります。
効果が速やかに現れ、
プロポフォールよりも
作用時間が長いため
内視鏡検査や手術前の鎮静目的で
使用されることが多いです![]()
使用時の注意点
ただしミダゾラムは
呼吸抑制効果を示す可能性があるため、
高用量で使用する場合は、
患者の状態を
細心にモニタリングする必要があります![]()
プロポフォールを使用する際に、
アルコールや薬物に耐性がある患者では
麻酔が十分に効かない場合があるため、
ミダゾラムと混合して使用されることも
よくあります。
エトミデート(Etomidate)
エトミデートは
非バルビツール酸系の全身麻酔薬で、
全身麻酔の導入に
使用される薬物です。
この薬は、
脳で抑制的な信号を伝える
GABA受容体に作用し、
中枢神経系抑制作用を増強します。
麻酔効果は短時間で持続し、
心血管系への影響が少ないため、
プロポフォールと似た
作用機序を持つことから、
プロポフォール類似薬と
分類されることもあります。
使用時の注意点
エトミデートは
向精神性薬物として
分類されていませんが、
プロポフォールよりも
呼吸抑制や血圧低下が現れることが多いため、
非常に注意が必要な薬剤です![]()
また、中枢神経機能を抑制することで
意識と知覚を失わせ、
投与後痛みを感じることがなくなるため、
患者は プロポフォールよりも
痛みを感じることが少なく、
動くことも少ない です。
エトミデートは
非常に短時間で作用し、
心血管に与える影響が少ないため、
麻酔導入時に選ばれることが多いですが、
呼吸抑制や血圧の低下に注意が必要であり、
適切な監視の下で
使用することが重要です![]()
プリセデックス(Precedex)
プリセデックスは、
最近静脈麻酔において
注目されている薬剤の一つで、
α-2アドレナリン受容体に作用し、
穏やかで自然な鎮静効果を引き起こします。
プロポフォールとは異なり、
呼吸抑制のリスクが少なく、
より安全な鎮静状態を作ることができ、
麻酔から覚める際にも
比較的快適な状態を
維持することができます。
使用時の利点と適応
プリセデックスは、
特に睡眠障害のある患者や、
プロポフォール単独では
効果が不十分な患者にとって、
適切な代替薬となる可能性があります。
ただし、
血圧を低下させる傾向があるため、
低血圧の患者に対しては
慎重に使用する必要があります![]()
睡眠麻酔が効かない理由
睡眠麻酔の効果が不十分な場合、
薬物の代謝速度の違いによって、
肝臓でプロポフォールを
迅速に代謝する患者では、
麻酔効果が短く、
または弱く現れることがあります。
同じ容量を投与しても、
個々の神経系の反応性によって
麻酔効果が異なることもあります。
また、抗不安薬、睡眠薬、アルコール などを
頻繁に摂取している場合、
プロポフォールに対して
耐性が形成されることがあります。
睡眠麻酔が弱い時の対策
睡眠麻酔は安全で
効果的な麻酔方法ですが、
個々の患者によって
薬の効果に差が出ることがあります。
プロポフォールと共に、
プリセデックス、ミダゾラム、ケタミン などを
併用することで、
麻酔効果を強化することができます![]()
最近では、
プリセデックスのような薬剤を併用して、
より穏やかで安定した
麻酔効果を維持する方法も
用いられています。
そのため、
プロポフォールが効きにくい患者の場合、
神経系の感受性、
薬物代謝速度、
既存薬の服用状況などを考慮し、
医師と十分に相談した上で、
最適な麻酔方法を
選択することが重要です![]()
まとめ
すべての薬剤を完璧に
理解する必要はありませんが、
一度目を通しておけば、
静脈麻酔で使用される
薬剤について知識を深め、
手術の準備に大いに役立つと思います![]()
本日の内容が少しでも
お役に立てれば嬉しいです![]()
本日の内容は以上になります![]()
最後までご覧下さりありがとうございます![]()
次回もぜひお楽しみにしてください![]()
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