【YOASOBIの「推し活」を支える、秀逸な知財・ビジネス戦略の話】
突然ですが、私はYOASOBIを尊敬してやみません。
アニメが好きで、物語が好きで、音楽が好き。そして何より、争いや誰かを貶めるような世界が嫌いな私にとって、彼らのエンタメにはそのすべてが詰まっているからです。
でも、私がファンとして歌声や楽曲に惹かれるのと同時に、一人のビジネスパーソンとして猛烈に興奮してしまう理由があります。 それが、彼らの「高度すぎる知財・ビジネス戦略」です。
YOASOBIといえば、「小説を音楽にする」という活動スタイル。
知財の視点で見ると、これは原作をベースにした「二次的著作物」にあたります。ここで通常ハードルになるのが、原作者のこだわりや権利を守る「著作者人格権」の問題です。
しかし彼らは、原作への圧倒的なリスペクトとオマージュによって、この難しい権利関係を美しくクリアしています。
今の時代、SNSですぐに炎上する「推し活」の世界において、これは簡単なことではありません。
ファンも原作者も誰も傷つけず、それどころか全員を熱狂させる。
原作の「本質」を見事に捉えて音楽の世界に落とし込む彼らのスキルは、技術的にも、文化的にも、そして法的・戦略的にも、緻密に計算されています。
音楽としての素晴らしさはもちろんですが、その裏側にある完璧なビジネス戦略を知ると、さらに鳥肌が立ちます。
「好きなものを、誰も傷つけずに、最高の手法で世界へ届ける」 YOASOBIのエンタメは、これからの時代の知財活用の最高のバイブルかもしれません。

(引用元:YOASOBIライブ参加記|11月末に訪れた沖縄の夜 – sakucameblog)