経営課題の実現策を企画する 2 実現策立案の基本的考え方 | インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog

経営課題の実現策を企画する 2 実現策立案の基本的考え方


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News

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先月はほぼ一ヶ月間かけて「事業戦略の整理」を行い、実現が

求められている経営課題を明らかにするという作業について

記載してきました。さて、次は、明らかにした経営課題を

いかにして実現するのか、その実現策の検討作業について

書き進めていきたいと思います。



まず、経営課題の実現策をプランニングするというのは、

どのように考えればよいものでしょうか。どういう観点で

検討を進めれば、本当に経営課題が実現されるであろう

実現策が明らかになるのでしょうか。


どのように検討すればよいのかを考える前に、そもそも

経営課題と実現策の間には、どのような関係があるので

しょうか。

 

 

昔(今から30~40年ほど前でしょうか)、MISというシステムが

ブームになったそうです。MISとは、Management Information

Systemの略で、日本語では、経営情報システムと呼ばれていました。

内容的には、現在のマネジメントコクピットのようなもので、

経営者が業務上の判断を行なう際に必要な情報を、必要な

ときに提供するシステムのことです。

 

背景的には、ビジネスの成功には、マネジメントの精度を

あげることが重要であり、そのためには、マネージャーが

適切な判断ができるように意思決定に必要な情報を

経営者・マネージャーに迅速に提供することが大切だという

発想です。

 

結論としては、ブームに終わり、企業システムとして根付いたと

いうわけではないようですが、考え方そのものは、あながち間違って

いるわけではないため、現在マネジメントコクピットとして復活して

きているのかもしれません。

 

このMISの事例で考えると、経営課題は、マネジメントの精度の

向上です。そして、その経営課題の実現策がMISということだと

思います。MISがブームに終わった原因の一つが、マネジメント

の精度向上=MISという短絡的な考え方にあるように感じます。

 

仮にMISが、マネジャーにとって必要とする情報の提供を網羅

していたとしても、次のような場合に、マネジメントの精度の向上に

繋がるかは疑問です。

 

 

・マネージャーが、マネジメントの精度向上の必要性を認識して

 いない。

 

・マネージャーが、MISを使っていない。

 

・マネージャーはMISを見ているが、正しい(適切な)判断が

 できていない。

 

・MISは情報は網羅されているが、情報が古い。

 

・MISは情報は網羅されており、かつ最新情報が見られるという

 ことが機能的に担保されている。しかし、入力元の業務側が

 うその情報を入力している。

 

等々・・・・・

 

 

上記のような例をあげればきりがありませんが、MISのような

いくらコンセプトが正しく、すばらしいシステムを構築したとしても、

それだけで経営課題が実現できるわけではありません。

これは、ITだけでなく、他の改革の取組みについても同様のことです。


  

上記の上手くいかない例を見ても分かるように、

 

・戦略や経営方針の組織への徹底状況

・社員一人ひとりの経営課題実現への責任感

・社員の能力

・正しい業務プロセス

・正しい制度

・誠実さ

 

など、様々なことが揃って初めて、経営課題の実現が可能に

なるのです。これらは何かというと、一言で言えば「組織の能力」です。

 

 

つまり、経営課題の実現には、組織に経営課題の実現が可能と

なるような様々な能力を身に付けさせることが必要だということです。

経営課題の実現には、

  

 ①課題実現に必要となる能力を明らかにし、

 

 ②現状の組織の能力を整理し、

 

 ③不足する能力を明らかにした上で、

 

 ④その能力の獲得方法(実現策)を描き出す

 

ということが必要です。

 

 

結論としては、経営課題と実現策の間には、次のような関係があると

考えています。

 

経営課題 ― 組織能力 ― 実現手段

 

この関係を踏まえて、『経営課題の実現策を企画する』ということを

行う必要があります。



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