『事業戦略(計画)の実現に貢献するIT』  13  経営課題の抽出-内部プロセスの視点 | インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog

『事業戦略(計画)の実現に貢献するIT』  13  経営課題の抽出-内部プロセスの視点


「事業戦略(計画)の実現に貢献するIT」を実現するために、経営

戦略の内容を整理し、戦略実現に必要な課題の整理をBSCを

用いて整理します。なぜその作業が必要かというと、経営課題を

実現するための手段として、ITを活用するからです。そのITを

どこで何のために使用するのか、ITでどのような成果を挙げる

のかを明確にするために、戦略実現に必要な経営課題を明確に

しようとしています。


BSCでは、財務の視点、顧客の視点、内部プロセスの視点、

学習と成長の視点の4つの区分があり、それぞれの視点に応じた

経営課題を抽出しますが、後にITの要件に繋がっていくことが

もっとも多いのが、この内部プロセスの視点です。

 

 

今日は、この内部プロセスの視点の記載についての説明になります。

記載に当たっての基本的な考え方は、これまでの財務の視点や

顧客の視点と同じです。つまり、前段の財務の視点、顧客の視点を

実現するために、自社のプロセスとして実現すべき課題は何かを

内部プロセスの視点に記載します。


50インチ以上の大型液晶テレビを普及価格帯(xx円)で提供し(顧客の

視点)、その売上にてxx億円を獲得する(財務の視点)のであれば、

それを実現するためには、何が必要となるか、その課題を列挙します。


実現には、大型化、低コスト化のための技術革新かもしれませんし、

新たな製造プロセスの開発、もしくは、他社とのアライアンスかも

知れません。同じ戦略をとったとしても、自社の現在の状況により、

その実現に必要となる経営課題は異なります。自社の状況を踏まえて

適切な課題の設定が必要となります。



また、顧客の視点の際に記載しましたが、コスト削減(生産性向上)の

課題の場合に、財務の視点と顧客の視点に相反した内容の経営課題を

定義をすることがあります。この場合、それにつづく内部プロセスの

視点では、その相反する課題の両方を満たすような実現策を、内部

プロセスの視点の経営課題として示します。


納期回答の精度など、顧客へのサービス内容を落とさず(顧客の

視点)に、社内費用をxx%削減する(財務の視点)ために必要となる

であろう課題を内部プロセスの視点に設定します。



記載に当たっての補足説明として・・・・

課題の定義を行っていく過程で、内部プロセスの視点に列挙した

課題の間に、階層関係が成り立つ場合があります。これは、

他の視点もそうですが、問題はありません。必要であれば、

3階層、4階層と階層化しても結構ですが、あまり複雑にしすぎると

理解しづらくなるため、そのような場合は、もう一度要点を絞り込む

ことが必要かもしれません。



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