日経コンピュータ 「3ないからの脱却」 | インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog

日経コンピュータ 「3ないからの脱却」


5月15日号の日経コンピュータを読んでいなくて、この週末に

読みました。その特集記事が、表記の「3ないからの脱却」でした。


この「3ない」とは、以下の3つの「ない」のことだそうで、

IT部門に対する経営や利用部門から評価のことだそうです。


 ・信頼され「ない」

 ・相談され「ない」

 ・貢献して「ない」


この「3ない」の状況を改善し、経営や利用部門から頼りにされ

社業に貢献していると実感でき、価値ある存在になるために

改革に取り組んでいるIT部門が紹介されていました。


紹介記事では、例として、部員が現場に足を運び、利用部門の

業務を手伝い、相談に乗るということを通じて、利用部門の思いや

苦労を知り、それをIT構築、利活用の設計に役立てるというもので

した。この現場への密着と貢献を通じて、信頼関係が醸成される

ことで、相談されるようになり、貢献していると理解してもらえる

ようになるということのようです。


「なるほどなあ」と思ったのは、

現場のPCのキーボードのスペースキーが壊れた際に、その

ことが受発注業務がストップするということを意味することを理解し

早急に対応をとるのか、単なるキーボードの故障と理解し、壊れた

キーボードを送ってもらえれば代替のものを送るというような

杓子定規な対応をとるのか、その判断で、利用部門から見た

IT部門の印象は大きく異なるというものです。


たかだかスペースキー一つですが、そこで使用されている

システムの入力方法と、業務やビジネスにおけるそのシステムの

依存度、そこから来るシステム利用者のあせり、などを理解して

いないと、前者のような対応はとれない。その理解のためには

現場に密着し、ことの重大性を瞬時に理解できるかどうかが

大切ということです。


たしかに。


非常にベタなことですが、こういうことは非常に大切ですね。



その一方で、作業現場とIT部門の関係で言えば、上記のような

ことがありますが、事業部門トップとIT部門、経営層とIT部門の

関係を考えた場合に、「3ない」にならないために、どうすべきかと

いう課題もありますね。まさか、「3ない」の改善のために、

経営トップのコピー取りをしても、改善には繋がらないでしょう。


役職に応じた職務と責任があるわけなので、それに対する貢献の

あり方、求められるものも変わるはずです。ただ、共通するのは

貢献すべき対象者の役割や責任の内容を具体的に理解し、その

実現に対して相談されるようになるための活動が必要だということ

だと思います。


経営者や事業責任者は、経営全体、あるいは事業全体に対する

単年度など短期の事業計画の達成責任と中長期の企業・事業の

成長を実現するという責任を持っています。そして、その両者を

実現するための基本となる方針(戦略)やその実現策を日々考え、

その実現に全力を挙げています。


IT部門が、経営者や事業責任者から見て「3ない」の状態を改善

したいと考えるのであれば、経営者や事業責任者の立案した

戦略やその実現のため取り組みについて理解し、その実現に

ITでどのように貢献できるのかを提案できるようになることが

必要となります。


IT部門の中にも役職の階層があるでしょうから、現場に密着し、

現場の「3ない」の解消を図る職層、事業責任者に密着し「3ない」の

解消を図る職層、経営者に密着し「3ない」の解消を図る職層に

役割を分けると共に、その責任を明確にし、職能として明確に

していくことが必要だと感じます。


上記のように考えると、拙書「経営戦略の実効性を高める~

情報システム計画の立て方・活かし方」で紹介している内容は

経営者や事業責任者に対してIT部門が「3ない」を解消する

ための方法の一つだと思います。




ちょっと宣伝です。


ちなみに、拙書では、下記のようなことの実現方法を、

実際の作業手順にそって紹介しています。


 ・経営者や事業責任者が立案した戦略を整理し


 ・実現が求められる重要な経営課題を明らかにし


 ・その実現策を、IT、IT以外の取り組みを合わせて明らかにし


 ・その実行計画を立案し


 ・取り組みを推進する


 ・取り組んだ結果の検証、追加策の実施を行い、期待する

  効果を回収する


経営者/事業責任者に向けて「3ない」を改善したいとお考えの

場合は、一度拙書をご参照いただければ幸いです。

また、弊社では、上記に関する研修も実施しています。

研修については、弊社WEBサイトをご参照ください。


経営課題の実現に貢献する~情報システム計画の立案方法習得研修



よろしくお願いいたします。



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