理念-戦略-計画-マネジメントの関連全体像
マネジメントを有効に機能させるためには、そのマネジメントの
目的が明確であることが大切です。マネジメントの目的とは、
組織が実現すべき理念であり、その実現への方向性を示した
ものが戦略、さらにその戦略を実現するための道筋を具体的に
示したものが年度計画等です。
このように、(企業・経営)理念や戦略、事業計画、マネジメントは
互いに関連があり、これらに一本の軸が通っていないと、それ
ぞれがばらばらになり、何のための戦略なのか、何を実現する
ためのマネジメントなのか、わからなくなってしまいます。その
ような状態で、いくら戦略や計画やマネジメントの仕組みを動かし
ても、それぞれが機能不全を起こすだけで、企業としてよい
結果を生み出すわけがありません。
が、しかし・・・・・
書店をのぞいてみると、「戦略」「経営計画」「マネジメント」と
いったコーナーがあり、そこには、様々な戦略論、計画論、マネ
ジメント論の書籍が並んでいます。それらをどのように組み合わせ、
そこに一本の軸を通すのか、なかなかわかりづらい、イメージし
づらいのが実情です。
この点を理解、実感するためには、
① (企業・経営)理念や戦略、事業計画、マネジメントの関連の
全体像を把握すること
② それぞれが具体的に、どのようにして関連を取るのかという
具体的内容を理解すること
の上記2点が必要です。
①について、ハーバードビジネスレビューの2008年4月号
「最高戦略責任者」に掲載されている、キャプランとノートンの
「戦略と業務の統合システム」という論文が参考になります。
- Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2008年 04月号 [雑誌]
- ¥2,200
- Amazon.co.jp
この論文では、(企業・経営)理念や戦略、事業計画、マネジメントに
一本の軸を通すことを、「循環型マネジメントシステム」として表現し、
それぞれがどのように関連し、整合性を持つのかを説明しています。
②のレベルまで落とし込まれて記載はされていませんが、様々な
検討のフレームワークとマネジメントシステムとの関連性を示しながら
わかりやすくまとめられています。
(企業・経営)理念や戦略、事業計画、マネジメントの間に一本の軸を
通すことの重要性は、ITのマネジメントについても同じです。
企業・事業戦略や計画と整合した情報システム計画があり、その
計画に基づいてITの構築、運用、活用がマネジメントされる状態を
作り出すことが、ITから価値を得るためには重要です。
拙書の「経営戦略の実効性を高める~情報システム計画の立て方・
活かし方」は、事業戦略(計画)と情報システム計画とITマネジメントと
構築するIT仕様/スペックの間に、一本の軸を通すための考え方を
説明した書籍です。書籍では、それを概念レベルの説明に留めるの
ではなく、具体的な考え方や検討方法にまで落とし込んで、記載して
います。
先のキャプランとノートンの論文が②にまで踏み込まないことで、
①の全体感をわかりやすく説明しているのと反対で、拙書では、
②を具体的に説明することで、①の全体感がわかりづらくなっている
欠点があります。
拙書を読んでいただき、全体感がつかみにくいと感じられた方や
これから呼んでくださる方には、今回紹介したキャプランとノートンの
論文とあわせて読んでいただくことを、お勧めします。
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