ITマネジメント考察13 -戦略から施策の洗い出しのポイント-
月次などでPDCAを実行するに当たって、Checkの対象となる
Planとは、どのようなものでしょうか。大きくは、次の2つが該当
します。
① 戦略立案で洗い出された経営課題の達成目標
② 経営課題を実現するための施策の達成目標
上記の①と②は、①を実現するためには②の実現が必要という
階層的な関係にあり、①がKGI、②がKPIに該当します。
KGI : Key Goal Indicator
KPI : Key Performance Indicator
実現しても目的が満たされない目標をいくら設定し、管理しても
意味はありません。ITマネジメントを有効に機能させ、「経営に
貢献するIT」を実現するためには、マネジメントが意味あるものに
なるようなKGI、KPIの設定が重要になります。
①のKGIの検討については前述していますが、②の施策とKPIは
どのようにして整理すればよいのでしょうか。
注意事項として、
どのようなITを構築すれば①の経営課題の達成目標が実現
できるかと考えてはいけません。「どのようなITを構築すれば・・・」
という発想で検討を始めると、次のような傾向になりがちです。
・ システム構築ありきの検討になってしまう
・ どうしても従来的な機能の洗い出し主体の検討に陥りがち
このような従来発想的な検討方法から脱却し、経営者・事業
責任者の観点により近い形で検討を進めるためには、次の2つの
ことがポイントになります。
a. 手段でなく、経営課題実現に必要な組織能力に着目する。
b. 機能を詳細化するのではなく、効果を詳細化する。
この2つのポイントを押さえた検討を行うことで、経営課題を実現
する有効な施策と、その施策の達成目標が整理できるようになり
ます。 a.を踏まえた検討に当たって有効な方法が、
SCN(Strategic Capability Network)であり、b.の検討に当たって
有効な方法がKPIブレイクダウンです。
明日以降、この二つの方法を用いて、ITマネジメントを機能させる
ために重要な「適切なPlan」の設定方法について掘り下げて
いきたいと思います。
つづく
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