今後のIT投資テーマ
仕事柄、ビジネス系、IT系の雑誌やWEBサイトを、時間があれば
目を通すようにしています。最近そのようなものを見ていて思うのは、
今後のIT投資や取り組むべき課題などについて、方向感が定まって
いないような印象を受けます。
ここ1~2年ぐらいは、JSOX対応でITによる内部統制強化の対応が
大きなテーマになっていました。それも、もうそろそろひと段落すると
思うのですが、その次がなかなか見えてきません。
事業会社の動向・投資ニーズと、ベンダーの製品開発・マーケ
ティング戦略がうまくかみった時に、それが次のIT投資テーマと
して注目を集めるようになります。メディアもこぞってそのテーマで
特集を組んだりすることで、トレンドが形成されます。
昨年各種メディアやセミナーなどのテーマで多かったのは、「内部
統制・コンプライアンス強化」と「『経営に貢献する』や『攻めのIT
投資』」などといったキーワードだったように思います。前者が、
やるべきこと(やらざるを得ないこと)、期日、対応製品が明確で、
関心を呼びましたが、後者については、まだまだITの目指すべき
方向性のレベルで、具体的な投資対象として、何をするのか、
その実現のための製品やソリューションといったところが、
まだまだ明確になっていない感じがあります。
『経営に貢献する』や『攻めのIT投資』といったことがテーマに
なっているセミナーなどのプラグラムを見ても、個別セッションでは
ITガバナンス、内部統制強化、saas、SOA、BCP(事業継続計画)、
ドキュメント管理、テレビ会議など何でもあり状態のことが多いです。
企業活動の中で行われるIT投資は、すべて経営に貢献することを
目的に行われるので間違ってはいないのですが、どうすれば、
『経営に貢献するITが実現できるか』という手段の部分が、はっきり
していない印象を受けますね。
SCMやCRM、様々なITテーマが『経営に貢献するIT』に該当しますが、
それらは構築すればおのずと『経営に貢献する』ということになるわけ
ではありません。成果を挙げて初めて『経営に貢献する』という評価が
なされます。
このため、『経営に貢献するIT』を実現するためには、個々の製品などの
以前に、どうやって『経営に貢献する』という効果を実現するかという
方法や仕組み、つまりITガバナンスやIT投資マネジメントの具体的な
仕組みを、企業組織の中に整備することが重要だと考えています。
これからしばらく、ITガバナンスやIT投資マネジメントについて
このブログで取り上げていきたいと思います。
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