シミュレーションは、たいへんだ・・・・ | インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog

シミュレーションは、たいへんだ・・・・


ここ2日間ほど作業が立て込んでいたために、ブログの更新が

滞ってしまいました。お客様からの依頼が最優先なため、

仕方がないといえばしかたないのですが、ちょっとブログを書くことに

対して、意欲が薄れてきているのではないかと、自分でも思って

しまいます。(気を取り直してがんばろうと思いますが・・・)


さて、ここ3日間ほど寝る間を惜しんで何をしていかというと、

以前にブログでも少し書いたベンチャー企業の支援作業です。

12月から1月にかけての段階では、シミュレーションモデルを作り、

それで様々な検証を行うことで、事業の損益分岐点、事業成長と

資金需要の関係、事業推進上の課題分析などを行い、基本的な

事業モデル、事業計画を組み立てていました。


ここ3日間は、それをベースにして、主に事業資金の確保のための

スキームの最終確定と投資から見た場合の利回りの算定等、および、

それらを説明する投資家向け資料の作成を行っておりました。


アーリーステージの企業にとって資金調達は簡単ではありません。

間接金融もほとんど期待できないため、多くは個人投資家から

資金を調達することが必要となります。その手段としては、増資、

借入などが想定されます。


どのような手段をとるにせよ、投資家から見て多くのリスクを伴う

アーリーステージのベンチャー企業への資金提供に応じていた

だくためには、簡単なことではありません。資金を提供いただく

ためには、


①そもそも事業に魅力があること。

②経営者に事業を成功させるという強い意思があること。

③事業としての特徴、強みなど、何かしらの競争上の強みがあること。

④現実味のある事業計画を立案していること。

⑤事業のリスクを経営陣が認識し、対応策を準備していること。

⑥投資に対して「うまみ」があること。


等々、いろいろなことが求められます。


この3日間行っていたのは、これまでに立案してきた事業計画を

投資家目線で捕らえなおし、投資家に対してどれだけのリターンを

返せるのか、つまり⑥のみきわめを行うための作業が中心でした。


・事業計画どおり進めばどれだけリターンを提供可能か。


・事業計画を下回ることも含めて検討した場合、最低限コミット

 できるのは、どこまでか。


・最大限の事業の成果を得た場合に、最大どれだけの

 リターンを提供可能か。



上記のようなことを以前作成した事業のシミュレーションモデルを

用いて、検証し、見極めるという作業を行っておりました。



しかし、シミュレーションというのは手間がかかる作業です。

クライアントの経営者(ベンチャー企業の経営者)から見ると

提示されたシミュレーションの前提条件と仮説を確認し、その

妥当性を考えればいいだけですが、そのために私が行う

準備作業は、非常に時間がかかります。


様々な可能性の中から、検討に値する条件をしぼり込み、

シミュレーションを行うのですが、その検討を経営陣とひとつ

ひとつやっていては時間がいくらあっても足りません。

このため、コンサルタントには、事前にある程度検討を行い、

ポイントを絞り込んで、前提条件と仮説を明確にすることが

求められます。効率よく意思決定を行うためには、この事前

検討の精度が高いことが求められます。つまり、事業の認識が

的確で、経営者がポイントとしたい視点、観点でポイントを

絞り込むができることが求められます。


そのために、仮説、シミュレーション実施、検証ということを

何度も繰り返して、検討課題を絞り込んでいきます。

この作業が、膨大で時間がかかるのです。



本来的には、この作業は経営者が行うべき作業です。この

シミュレーションの試行錯誤の繰り返しの中で、事業の課題、

リスク、様々な事象の変化により損益やキャッシュフローに

どのような影響が発生するか、収益を最大化するためには

何がポイントとなるのか、などが見えてきます。


しかし、時間がなかったり、得て不得手があったりで、

手を出そうとしない経営者の方も多いのが実際です。






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