「なぜシステムが必要か」を経営者に訴求する つづき
先日1月22日に、「なぜシステムが必要か」を経営者に訴求する と
いうタイトルで、december12さんからいただいた拙書の書評に
対するコメントを記事として記載しました。
そのコメントの続きです。
(コメントで記載しようと思ったのですが、多少長くなりそうなので
記事として記載します)
december12さんから、経営者などの意思決定者に対して
ITの取り組みの企画を提示した場合に、内容は理解され、
実施の必要性も認識した場合でも、実施にいたらないことが
あり、なぜだろうかというコメントがありました。
企画内容は訴求しており、実施の必要性は理解されているが、
実行に至らないというのは、原因としては、対象となっている
企画の良否ではなく、企業全体で抱えている課題の中での
優先順位によって、実施が見送られている場合が多いのではと
思います。
他に考えられるのは、企画対象事業のトップなどについて
人事異動の可能性が高まってきた場合などで、今取り組みを
スタートさせるのではなく、新体制になってから新トップの元で
取り組みを実施すべきとの判断がなされた場合などがあります。
さらに、上記以外でとなると、意思決定者が、頭では理解しても
気持ちの上で「やろう」という気にならなかった場合があるでしょう。
企画の中で、実施に当たってのリスクを明らかにし、その対策を
明確にしていた場合でも、社内の問題意識や危機感、取り組み
推進側の顔ぶれ、過去の同様の取り組みの経験などを考えた
場合に、実施に踏み切れないという場合があるのではないで
しょうか。
コンサルタントの場合、社外の人間ですし、機密保持契約を明確に
結んでいることから、まだ確定はしていないが状況変化の兆候が
あり、意思決定を先延ばしにしたいといったことを話していただける
場合もあります。しかし、取り組みの企画を行っているのが自社の
IT部門の要員の場合などは、企画の否決の理由であっても、
まだ確定していないことがらを明らかにすることは難しい場合が
あります。そのような場合は、「理解はした。が、今回は見送る」と
いうような説明になる場合もあると思います。
企画作業が適切に完了し、最後の最後で「理解はした。が、
今回は見送る」という結論は残念なことです。このようなことが
起こるのは、意思決定者と企画責任者の距離が遠いことが
原因です。IT系の場合であれば、CIOが存在しない、CIOが
CIOとして機能していない場合などに、このようなことが起こる
可能性が高いのではないでしょうか。
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