事業計画とシミュレーション
現在、いくつかのベンチャー企業の支援をしており
その一環で、事業計画の立案作業を行っています。
ベンチャー企業の場合、実績ある事業を元に将来の計画を
立てるのではなく、試行中、あるいはまだプラン状態にある
事業を計画にまとめることが必要です。
その際に重要なのは、シミュレーションを柔軟に行うことです。
ビジネスプランが確立できていないため、骨子となるプランを元に
事業をモデル化し、シミュレーションを通じて細部を固めていくと
いう作業が非常に重要です。
また、そのシミュレーションはP/Lベースのものではなく
キャッシュフローベースで行うことが重要です。P/Lベースの
事業の収益構造は、モデルを作ったり、シミュレーションをする
までもなく、大体はイメージが付くものです。しかし、それが
キャッシュフローになった場合、思いもよらなかった結果が
でる場合が多々あります。
事業として成り立つのかどうかを決めるのは、P/Lで表される
収益構造ですが、その事業の成長スピードはキャッシュフローの
制限を受けます。その両者のバランスを取らないと事業は
期待するスピード、方向に進めることはできません。このため、
どこで両者のバランスを取るのかをシミュレーションを通じて
見極めることが非常に大切です。
例えば、今支援しているベンチャー企業のうちの1社のシュミ
レーションを行っていますが、この事業を成長させるためには、
P/Lよりもキャッシュフロー面でのマネジメント、特に輸入が
からむので、輸入タイミングと輸入量計画、在庫のコントロールが
非常に重要になることが見えてきます。
事業計画を作る作業過程で、シミュレーションを通じて事業の
リスクやポイント(成長のためのポイント、黒字化のためのポイント)
成長スピードのコントロール、などが整理可能です。
計画書を作ることが重要なのではなく、この整理作業を通じて
以後の事業運営におけるポイントと落としどころを、経営チームが
事前に把握するということが何よりも大切です。
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