書籍 CIO学-IT経営戦略の未来 | インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog

書籍 CIO学-IT経営戦略の未来

須藤 修
CIO学―IT経営戦略の未来

先日の国際CIO学会後に、今回紹介する「CIO学-IT経営

戦略の未来」の出版パーティーがあり、その席で本を頂き

ました。


第11章の冒頭で「経営学はあっても、これまで社長学は、

学問としてなかった」と記載されていますが、にもかかわらず、

今、CIO学です。


読んでいただくと良く分かると思うのですが、CIOというものを

明確に簡潔に何かと表現することは非常に難しいものです。


企業、行政、病院、学校など様々な環境においてCIOが存在し、

それぞれの役割や責任範囲が異なります。米国と日本の企業

では、それぞれCIOのおかれている状況も異なります。さらに、

このことはマクロ的な比較だけでなく、個々の企業、行政機関等

ミクロ的な視点で見ても異なっています。正直言って、つかみ

どころがないというか、どこまでがCIOの範疇なのか、その境界

すら良く分かりません。


しかし、ICTが企業や行政、病院、学校などあらゆる社会の

側面で活用され、インフラとして機能している現在において、

それを如何に活用し、それぞれの目的の実現に利活用できる

状態を作り出すかは、今日重要な課題です。


本書や行政機関が行っている調査結果から、ICTの利活用の

状況によって、国家の生産性比較において大きな差が生まれて

いる現状を見るにつれ、ICTの利活用のあり方や、それをリードする

CIOと言う人材像について、「よくわからない」「つかみどころが

ない」で済ませられる話ではなくなっているように感じます。



本書を読めばCIOが分かる、CIOとしての役割が果たせるように

なるというものではありません。本書は、まだ判然としないCIOに、

様々な角度から光をあてて、その姿を浮かび上がらせようとして

いるといった印象を受けます。このため現在CIOとしての役割を

期待され、その実現に苦慮されている方には、物足りないかも

しれません。


それでも、CIOに関する書籍がまだまだ少ない現状において、

本書はCIOを理解するための書籍としては、最善のように思います。



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